ダイアン・クルーガーが「殺されると思った」と語る
俳優陣がクエンティン・タランティーノ監督を暴くドキュメンタリーが8月11日公開
2023.06.05 16:00
© 2019 Wood Entertainment
2023.06.05 16:00
奇才タランティーノの頭と心の中を出演俳優たちが暴く危険なドキュメンタリー『QT8:The First Eight』が邦題『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』として、8月11日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて全国公開されることが決定した。
1992年、監督デビュー作『レザボア・ドッグス』で、カンヌ国際映画祭に殴り込みをかけ、まさに一夜で時の人となったクエンティン・タランティーノ。その後も新作を発表するたびに世界中の映画ファンを熱狂させ「タランティーノ映画」と呼ぶしかない唯一無二のジャンルを打ち立てた。いったいどうやって彼は、奇想天外な物語を次々と生み出し、観たこともない映像を作り出し続けるのか。かねてより「長編映画を10本撮ったら、映画監督を引退する」と公言しているタランティーノ。近く完成するだろう最後の1本の前に特別に用意された、彼の疑問に迫るドキュメンタリー映画となっている。
タランティーノの逸話と秘話をタブーなしで暴露するのは、監督第1作目から8作目の『ヘイトフル・エイト』までに出演した俳優たち、そしてプロデューサーやスタッフたち。監督は、『6才のボクが、大人になるまで。』で知られるリチャード・リンクレイター監督のドキュメンタリー映画でも高く評価されたタラ・ウッド。『レザボア・ドッグス』の伝説の耳切りシーンが生まれた背景や、『パルプ・フィクション』のジョン・トラヴォルタの役が別の俳優の予定だったという製作秘話、『ジャッキー・ブラウン』の亡きロバート・フォスター感涙秘話、タランティーノのスタントマンへの愛に胸が熱い『デス・プルーフ in グラインドハウス』の解説を収録。
さらに『キル・ビル』でのユマ・サーマンの事故の真相や、アカデミー賞俳優ジェイミー・フォックスが『ジャンゴ 繋がれざる者』でタランティーノから説教を受けたことも暴露。『ヘイトフル・エイト』の天才的脚本の裏側に迫るだけでなく、『イングロリアス・バスターズ』に出演したダイアン・クルーガーが「クエンティンに殺されると思った」と語り、ティム・ロスがタランティーノの引退後の計画について「少し知っている」と明かす──。
解禁されたポスタービジュアルでは、タランティーノ監督が手に拳銃を握ってディレクターズチェアに座るイラストが描かれており、足元には多量の血痕が飛び散っている。さらに、『キル・ビル』を彷彿とさせる黄色を背景が。「タランティーノという唯一無二のジャンル。」というコピーと共に、本作にも出演しているタランティーノ作品に出演したことのある俳優の名前が並ぶビジュアルとなっている。