妻夫木聡、松坂桃李、鈴鹿央士、上白石萌歌らが絶賛
広瀬すず主演『水は海に向かって流れる』各界著名人からコメント到着 TVスポット2種も公開
2023.05.27 08:00
©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社
2023.05.27 08:00
6月9日(金)より全国公開される映画『水は海に向かって流れる』をひと足先に鑑賞した各界著名人からコメントが到着した。
田島列島の同名漫画の映画化した本作は、26歳のOL・榊さんと高校生の直達を中心としたクセ者揃いのシェアハウスの賑やかな日常を描く。過去のある出来事から「恋愛はしない」と宣言する主人公・榊千紗を演じるのは、広瀬すず。感情を表に出さないクールなオトナ女子役で新たなステージに挑む。榊さんに淡い想いを寄せる直達役に抜擢されたのは若手期待の俳優、大西利空。『そして、バトンは渡された』の前田哲が監督を務め、心の揺れ動きや溢れ出る感情を丁寧に映し出した。そして、スピッツが本作に書き下ろした主題歌「ときめきpart1」が物語をより一層彩っている。
今回本作を絶賛したのは妻夫木聡、松坂桃李、パンサー菅、上白石萌歌ら各回の著名人。ほかにも鈴鹿央士、ジャングルポケット太田、オズワルド伊藤、亀田誠治、細田佳央太、佐久間宣行、カツセマサヒコ、ダウ90000蓮見、コナリミサト、森つぶみららもコメントを寄せている。
また、今後放送予定のTVスポット映像も公開。広瀬すず演じる榊さんと大西利空演じる直達の歳の差10歳のふたりにフィーチャーした「ときめき榊さんと直達編」に加え、榊さんが住み、直達が突然暮らすこととなる一風変わった住人たちが暮らすシェアハウスにフィーチャーした「曲者揃いのシェアハウス編」の2種類が同時に解禁された。
コメント全文(敬称略・50音順)
オズワルド 伊藤俊介(お笑い芸人)
トラウマのスタート地点から、もがく者と知らぬ者に分かれた2人。足を踏み入れなければ心に波立つこともなかったのに、1歩踏み出すことで世界で唯一の理解者になった瞬間、思わず2本目のビールを開けた。
ジャングルポケット 太田博久(お笑い芸人)
不穏な展開だったり、緊張感が張り詰める場面にも穏やかな雰囲気が漂い続ける、絶妙な空気感がとても好きでした。
登場人物の感情や残念な行動が人間臭くて、それがもどかしくも共感できてしまう、そんな作品でした。
風間太樹(映画監督)
欄干にあたる雨
風にはためくカーテン
たたんだ気持ちのきしみが
音に集まってじんわり届く。
あらゆる音が感情をくるみ
大切に、優しく鳴っている。
心をみせる怖さに寄り添った
あたたかな映画だった。
カツセマサヒコ(小説家)
あああもう、じれったい!
でも、そこがたまらなくいい!!
上白石萌歌(俳優)
不器用なひとたちの、
不器用なりの心のやりとり。
うっかり胸の奥の方がほぐされました。
誰かと向き合うことも、美味しいご飯をたべることも、ぜんぶあきらめたくない。
いまを生きるすべての人たちへのやさしい応援歌のような、そんな作品でした。
あーーわたしも、ポトラッチ丼が食べたい!
亀田誠治(音楽プロデューサー・ベーシスト)
「ときめきpart1」をスピッツとレコーディングしていた時から、その甘酸っぱいメロディにキュンキュンしていたけれど、映画館では、榊さんと直達くんの微妙な距離感にキュンキュンして、本当にときめいてしまいました。
コナリミサト(漫画家)
少しずつ変化していく榊さんと直達くんのかけ合いがいとしかったです。
どしゃぶりの雨が、やがて、おっきな海へ。
劇場帰りにスーパーに寄って1番高い牛肉買って帰りましょう。玉ねぎとめんつゆも。
佐久間宣行(プロデューサー)
大人も子供もグルグル悩んで立ち止まる。
止まった時間が動くのは奇跡みたいな確率だ
この映画はそんな瞬間を切り取っている
しかも見事に、鮮やかに。
つまり、奇跡についての映画なのだ。
パンサー 菅良太郎(お笑い芸人)
漫画の中の白黒の世界だけでも、それこそ水のように穏やかだったり、
時には激流のように感情が動かされる作品なのに、それが映画として色と音と共に動き回る。
私の心のダムが決壊いたしました。
鈴鹿央士(俳優)
榊さんの閉じ込めていた心が解かされ、流れ出した様を繊細に演じられた広瀬さん。それを丁寧にじっくりと切り取った前田さん。
そして、流れを作り出す直達をまっすぐ演じられた大西さん。みなさん素敵でした。
誰かと出会い、言葉やモノ、感情の交換をしあい、影響を受けて人は生きていく。
生きる意味がそこにある気がしました。
観終わってから、時間が穏やかに流れるのを感じて、素敵な場所に連れていってもらえたなぁと思えた映画です。
ポトラッチ丼食べたいなぁ。
妻夫木聡(俳優)
怒ったっていい、という言葉が胸に刺さった。我慢が美徳だなんてありえない。
いつのまにか素直になることに臆病になっている自分がいる。人生まだまだこれから。死ぬまで青春だ。
ダウ90000 蓮見 翔(脚本家)
人とぶつかりながら進んだせいで、自分の理想とかけ離れた流れの跡を振り返って見た時に、その不格好さを一緒に笑ってくれる人と一緒にいられる場所を海と呼ぶのだと思った。僕が海に行けた時にもう一度観たいです。
細田佳央太(俳優)
静かだったり、激しかったり。
様々な速さで流れる登場人物の感情と、そこにピタリと合わさる時間の流れが観ていてとても心地良かったです。
クスッと笑えたのも、優しい気持ちになれたのも、切ない感情になったのも、全ての根本には作品から出る温かさがありました。
この映画で描かれたもの、それを観て感じたこと、全てが流れる水のような、止めどない気持ちよさがありました。
松坂桃李(俳優)
榊さんと直達、二人の距離感が
今の僕には、はがゆいしもどかしかった。
大人にもなりきれず子供でもない、
10代の頃を思い出す、ビターな作品でした。
森つぶみ(漫画家)
大西利空さん演ずる直達くんの等身大の愚直さが、とても良かったです。
人に優しくされたことも、自分の無神経さも、ふとした誰かの表情も、忘れないように生きていたい。
矢部 紗耶香(編集・ライター)
誰かと出会うことで、少しずつ自分が変わっていく。
知らなかった感情に気づいたり、見える視界が広がったり。
向かい合って相手を想う優しさが、作品を伝って私たちの心も解きほぐしていく。