2023.05.14 12:00
©「渇水」製作委員会
2023.05.14 12:00
6月2日(金)より全国公開される生田斗真主演映画『渇水』から、磯村勇斗の場面写真が公開された。
原作は1990年に第70回文學界新人賞受賞、第103回芥川賞候補となり注目を浴びた河林満による同名小説。生の哀しみを鮮烈に描いた名篇が、『孤狼の血』シリーズ(2018年、2021年)などで知られる白石和彌監督初のプロデュースにより刊行から30年の時を経て映画化される。
本作で監督を務めるのは、相米慎二、市川準、阪本順治、森田芳光、宮藤官九郎ら錚々たる監督作品で助監督としてキャリアを重ねた髙橋正弥。主人公の岩切俊作を生田斗真が演じ、門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子ら実力派俳優が脇を固める。
今回公開された場面写真では、主人公・岩切(生田斗真)とともに水道局員として働く木田(磯村勇斗)が、バディを組む岩切と並び笑顔でアイスを食べる姿や一方でどこか思い悩んでいるような表情を浮かべる姿、岩切とともに日照りが続く夏の空を見上げる姿が切り取られている。淡々と「停水執行」という業務に向き合う岩切とは対照的に、まだキャリアも浅い木田は「水道を停める」ということに対し完全に割り切ることはできなかった。しかしそんな木田も物語の中でとある人生の転機を迎え、岩切が起こした行動がきっかけで木田自身の心にも変化が訪れることとなる。
2023年も『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命/決戦』『最後まで行く』『波紋』をはじめ多数の映像作品に出演する磯村。今回キャスティングのオファーを出した長谷川晴彦プロデューサーは「磯村さんのことは、勿論、以前から存じ上げていましたが、『ヤクザと家族 The Family』を拝見して、まるで恋に落ちたかのように夢中になり、彼と仕事をしたいと熱望していました」と熱烈なオファーを振り返る。磯村自身も、髙橋監督と脚本の及川章太郎が10年間あたためてきた脚本を読み、出演を即快諾して今回のタッグが実現した。