2023.04.26 19:00
©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社
2023.04.26 19:00
6月9日(金)より全国公開される広瀬すず主演映画『水は海に向かって流れる』から、當真あみの場面写真が公開された。
広瀬演じる26歳のOL・榊さんと大西利空演じる高校生の直達を中心に、曲者揃いのシェアハウスの日常を描く本作。監督は『そして、バトンは渡された』などを手掛けた前田哲が務める。そしてスピッツが本作のために書き下ろした主題歌「ときめきpart1」が登場人物たちの心情に寄り添い、物語を一層彩る。
今回公開されたのは、當真あみ演じる直達の同級生・楓の場面写真4点。直達が見つけた捨て猫の飼い主探しと、シェアハウスの住人で女装占い師・泉谷(戸塚純貴)の妹ということで仲が深まる2人。楓が密かに想いを寄せる直達と優しく見つめ合う姿や、直達が抱く猫のムーを好奇心旺盛に覗き込む様子など、恋に部活に一生懸命な姿が切り取られている。
「カルピスウォーター」の14代目キャラクターに抜擢された當真は、『かがみの孤城』で主演声優を務め一躍脚光を浴びた。大躍進となる今年はNHK『大奥』に続き、初出演となる大河ドラマ『どうする家康』で家康(松本潤)と瀬名(有村架純)の娘を演じることが発表されている。ドラマ『Get Ready!』、ZIP!朝ドラマ『パパとなっちゃんのお弁当』など今年だけで4本のドラマに出演しており、6月には本作を含め2本の映画が公開される。
そんな注目女優の當真だが、本格的な芝居に挑戦したのは長編実写映画への初出演となった本作が初めてとのこと。直達を巡って、広瀬演じる榊さんと<恋のライバル>となる重要な役だが、役柄と同じ年齢の役者に演じてほしいという監督の希望でオーディションが実施された。当時14歳の當真と運命的な出会いを果たし、即決した監督は「透明感を持った佇まい、その中に芯の強さを秘めて、真っ直ぐに相手を見る目元と声の美しさは、素晴らしい女優になる証。14歳の時に出会った宮﨑あおい、高畑充希、二階堂ふみに匹敵する輝きを感じた」と大絶賛。當真自身、楓役に難しさを感じていたが、監督の「楓と芯の強さを秘めている部分が似ているから、そのままでいいよ」という言葉でリラックスして演じることができたという。
また、當真は撮影を振り返り「広瀬さんは、私の目の前でずっと榊さんのままでいてくださって、私が上手くいかず何度もやり直したシーンにも、ずっと側でお芝居にお付き合いくださり、感情が作りやすかったです。おかげで集中力が途切れたりすることなく、演技ができたので本当に感謝しています」と語った。