©「渇水」製作委員会
2023.04.25 12:00
6月2日(金)より全国公開される生田斗真主演映画『渇水』から、場面写真が公開された。
1990年に第70回文學界新人賞受賞、第103回芥川賞候補となり注目を浴びた河林満による同名小説を原作としている本作。生の哀しみを鮮烈に描いた名篇が、『孤狼の血』シリーズ(2018年、2021年)などで知られる白石和彌監督初のプロデュースにより刊行から30年の時を経て映画化された。
本作で監督を務めるのは、相米慎二、市川準、阪本順治、森田芳光、宮藤官九郎ら錚々たる監督作品で助監督としてキャリアを重ねた髙橋正弥。主人公の岩切俊作を生田斗真が演じ、門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子ら実力派俳優が脇を固める。
今回公開された場⾯写真3点では、岩切の“渇ききった”表情が切り取られている。今年に入って主演映画『湯道』が公開され、TVドラマ『⼤河ドラマが⽣まれた⽇』(NHK総合)、『幸運なひと』(NHK)で主演を務めるなど多彩な役を変幻自在に演じ分ける⽣⽥⽃真。本作では⽔道料⾦を滞納する家庭の⽔を⽇々停めて回るという業務に葛藤する⽔道局職員を演じており、⼲からびた⽬で⽇々を淡々と過ごす、誰もが初めて出会う新たな生田の姿が写されている。
岩切役のキャスティングに関して、⻑⾕川プロデューサーは「岩切というキャラクターは、最強の凡⼈だと捉えた時、凡⼈を演じたことのない⽣⽥⽃真さんが閃きました。オファーして快諾まで1週間という異例の早さでしたが、この脚本ですから、⾃信はありました」と語っており、相思相愛のキャスティングだったことを明かしている。