SNSを駆使し母を探す主人公・ 女子高生ジューン役を務める
アーニャ役で知られる種﨑敦美が主人公役に『search/#サーチ2』吹替版声優が発表
2023.03.24 19:00
2023.03.24 19:00
4月14日(金)に全国公開される映画『search/#サーチ2』の日本語吹替版声優が発表された。
本作は、物語がすべてPCの画面上で展開していくという革新的なアイデアと巧みなストーリーテリングで世界でも日本でも大ヒットを記録した映画『search/サーチ』シリーズ第2弾となる。前作で監督・脚本を手掛け、高い評価を受けたアニーシュ・チャガンティは、第2弾となる本作では原案・製作を務め「コンセプトは進化し、興奮度も上がっている。前作よりも新鮮でスピード感にあふれている」と自信をもってシリーズ最新作を送り出した。さらに進化したデジタル社会となっている“今”という時代に合わせて“アップデート”され、全編デジタルデバイス上で展開することはもちろんのこと、世界中のデジタルリソースと繋がり物語がスピーディーに進み、そのスリルはますますスケールアップしている。『search/#サーチ2』の監督・脚本を務めるのは、前作で編集を務め、巧みな映像手法を知り尽くしたクリエイター、ウィル・メリック&ニック・ジョンソン。
ロサンゼルスから遠く離れた南米・コロンビアに旅行中に突然、行方不明になった母。母を探すデジタルネイティブ世代の高校生の娘ジューン。検索サイト、代行サービス、SNSなど使い慣れたサイトやアプリを駆使し、母の捜索を試みる。スマホの位置情報、監視カメラ、銀行の出入金記録など、人々のあらゆる行動・生活がデジタル上で記録される時代に、母は簡単に見つかるはずだった。事故なのか、事件なのか、何かがおかしい。不可解な出来事はSNSで瞬く間に拡散されて憶測を呼び、国境を越えて大きなトレンドになっていく。BUZZに翻弄される中、真相に迫ろうともがくジューン。そこは“秘密”と“嘘”にまみれた深い深い闇への入り口だった。
ある日忽然と消えてしまった母親をあらゆるSNSやアプリを駆使して探すデジタルネイティブ世代の女子高生の主人公ジューン(ストーム・リード)役は、アニメ『SPY×FAMILY』アーニャ役やアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ダイ役としても知られ、先日発表された「第十七回 声優アワード」では主演声優賞と助演声優賞をW受賞した声優・種﨑敦美が務める。主人公ジューンを演じるにあたって種﨑は、「ほぼほぼインターネット画面で進んでいく斬新な作りの作品なので、機械・ネットおんちの私はきっといろんな面でいっぱい頑張らねば……!と思ったのですが、ボイステスト(オーディション)の時のシーンもお母さんとのやりとりからでしたし、気負いすぎず、お母さんへの想い、その変化を大切に演じていきたいなと思いました」と振り返る。サスペンス・スリラーである本作を観た感想として「インターネットだけで、スマホやPCだけで、ここまでの事が知れてしまうのか、出来てしまうのかと驚いたのと同時に怖くもなりました。全ての人がよりあやしく感じてしまうのは、情報だけだったり、声だけだったり、画面越しだったりするからなのでしょうか……。ネット社会にかなり疎い自覚のある私もしっかり楽しめました!」と、本作ならではの魅力を語る。
主人公ジューンが大きな謎に巻き込まれ、自ら捜索を試みることについては、「お母さんを想うがゆえの並々ならぬ行動力……!というところはあるかもしれませんが、ジューンはいたって普通のティーンだと思います。そんな普通の子が自分の力だけで大きな謎の真実にここまで近づいていけることに驚きました」と、コメントを寄せている。また、不可解な行方不明事件に散りばめられた謎に翻弄される人々を、藤貴子、宝⻲克寿、ファイルーズあい、志村知幸、小野大輔、木内秀信ら実力派声優陣が務めることも発表された。
前作『search/サーチ』の2018年公開当時は〈字幕版〉のみでの劇場上映だったが、その後、配信サービスで配信がスタートした際には〈字幕版〉と〈日本語吹替版〉の両方で配信。その際に〈日本語吹替版〉が、全編PC画面で展開する『search/サーチ』の物語にとても入りやすいという声が上がり、続編では〈日本語吹替版〉の劇場上映が決定した。
本作では、登場人物が言葉で話す内容を表す「台詞字幕」のほかにも、PCやデバイス画面上の情報やテキスト会話などの内容を示す「見せ字幕」も存在している。例えば、スマホ画面でのチャットのテキストやデスクトップに貼り付けられたメモ画面、検索サイトでの検索内容がその例だ。その数は、「台詞字幕」約970枚、「見せ字幕」約560枚にのぼる(字幕は1画面分表示されるのをそれぞれ「枚」で数える。「台詞字幕」と「見せ字幕」が同じ画面に存在するものはそれぞれ1枚ずつ)。前作では、「台詞字幕」約800枚、「見せ字幕」約410枚だったので、本作『search/#サーチ2』は字幕の情報量としても前作よりさらに多い。
なお、あらゆる種類の情報と音が溢れる現代、自分の全ての“人生”をデバイス上で高速処理していくデジタルネイティブ世代の主人公・ジューンの“スクリーンライフ”を象徴するような本編シーンも公開されている。