2023.03.02 05:00
©2023 日活
2023.03.02 05:00
女性読者を中心にシリーズ累計425万部を突破した大ヒットレディースコミックシリーズ『セフレの品格』(JOUR COMICS)が、2023年初夏より2本に渡って映画化されることが決定した。
36歳でバツ2子持ちの抄子は、 同窓会で再会した初恋の相手・一樹と一夜をともにした。夢のような世界でとろける心と身体。だが、そんな抄子に一樹が求めたのは「結婚」でも「恋愛」でもなく、身体だけの関係「セフレ」だった。
タイトルのキャッチーさとは裏腹に、女性作家にしか描けない登場人物たちのリアルかつ複雑な感情のもつれや性の欲求を大胆に描いた本作。起伏に富んだストーリーが大人の女性を中心に「あまりにリアルな感情が多く、たった一冊で何度も共感し涙しました」「究極の愛に近づいていくというお話だと思います」「大人の恋愛!という感じで面白い」と共感を呼んでいる。
派遣社員として働きながら、女手一つで娘を育てているバツ2の主人公・森村抄子を演じるのは、2018年公開の映画『私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください』で初主演を務め、以降も映画『タイトル、拒絶』、ドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ) 、ドラマ『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ)に出演する等、幅広いジャンルで活躍する俳優・行平あい佳。抄子の初恋の相手でバツ1、腕の良さとルックスが評判の産婦人科医の北田一樹役は、2012年『今日、恋をはじめます』で第22回日本映画批評家大賞新人賞男優(南俊子賞)を受賞し、その後も『HiGH&LOW』シリーズ、Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』など幅広く活動する青柳翔が務める。
そして、本作の監督を務めるのは『アルプススタンドのはしの方』『女子高生に殺されたい』『ビリーバーズ』『恋のいばら』などジャンルを問わず話題作を多数生み出し続け、高い評価を得る鬼才・城定秀夫。昨年だけでも脚本または監督を務めた作品が5本以上公開され、近年では特集上映が組まれるなど、その情緒豊かな作風に心を掴まれたファンも増え続けている。
行平あい佳 コメント
湊先生の描く世界に、城定監督の切り取る世界が重なった中で演じるのはとても楽しい時間でした。
原作の優しい線画にリスペクトを込めて抄子を作りました。
撮影が終わった今でも、彼女はロマンチストだったのか?と考えることがあります。
その度に、一度しかない初めてを、どうにも大切にできる人だと愛しく思います。
抄子と一樹を通して、皆様にとっての「初めてを残していった誰か」を思い出しに、劇場にいらしてください。
青柳 翔 コメント
湊よりこさん原作
監督 城定秀夫
お話しを頂いた時に参加させて頂きたいとお願い致しました。
コロナ禍で撮影が延期になり、始動するとお話し頂いた時には坊主で増量中。
このままでは原作ファンの方々を失望させてしまうと思い。
本気で取り組みたいので時期を遅らせてくれとわがままを押し通してしまった作品です。
体だけの関係。
恋はいつか終わる。
作品を撮り終わった今でも恋や愛などそうゆう括りだけでは言い表せない関係に答えが見つかりませんが、人間の恐ろしさや哀しみもこのストーリーには組み込まれています。
是非劇場でご覧ください。
個人的にはどこからが R15 でどこからが R18 の監督の判断が早すぎるのがツボでした。
城定秀夫(監督) コメント
今の時代、このタイトルに眉をしかめる方も少なからずいると思いますが、多様性が叫ばれる今の時代だからこそ観て頂きたい作品でもあります。
「セフレ」というのもまた人間関係の形のひとつであり、幸せの形のひとつである、という思いで二人に寄り添い、長年エロい映画を作り続けてきた監督としての矜持をもって、真正面からエロスに向き合って撮り上げました。
原作ファンのみならず多くの方に観て頂きたく思っております。
湊よりこ(原作) コメント
昔から今でも、映画が大好きです。
映画館で予告を観るのも好きだし、レディースデイにふかふかのプレミアム席で映画を観るのも、私にとって、とても贅沢な時間です。
数々の映画からインスピレーションを受け、30年以上漫画を描いてきた私ですが、今回大きなプレゼントをいただきました。
『セフレの品格』の映画化!!
驚きと嬉しさの入り混じった気持ちで、今もいっぱいです。
私の手を離れて新たに生まれ変わるこの作品への期待で、胸が高鳴っています。
いつも『セフレの品格』を応援してくださる読者の皆様、仕事関係の方々、映画関係の方々、本当にありがとうございます! 映画の公開日を心待ちにしています。