Photo by zakkubalan ©2022 Kab Inc.
2023.01.17 04:00
坂本龍一が、本日リリースしたオリジナルアルバム『12』のプロモーションビデオを公開した。
今作はいまだ続く闘病生活の中、日記を書くように制作した音楽のスケッチから12曲を選び1枚のアルバムにまとめた作品集。オリジナルアルバムとしては、2017年に発売した『async』以来約6年ぶりのリリースとなる。
公開されたプロモーションビデオは、アルバム12曲目の「20220304」の音源にのせて坂本龍一が生活している日常の映像を繋げた映像。レコーディングでも使用したと思われる風鈴や、陽だまりの中で目を瞑っている坂本龍一の様子など、日記のような光景が映し出されている。このプロモーションビデオは1月5日から1月16日までに坂本のSNSで1シーンずつアップされ、本日1つの映像作品として公開された。
また、アルバム特設サイトでは「『12』をつくるときのA&Rの頭の中」や「『12』をつくるときのマネージャーの頭の中」など、スタッフ目線でアルバム制作の日々を綴るコンテンツが公開中。そのうち「マネージャーの頭の中」では病と音楽に向き合う坂本龍一の様子も明かされている。
さらに、アルバム発売を記念して「私のスケッチ」という企画がスタート。アルバムの元のタイトルが『12 Sketches』だったことから、自分の営みを記録(スケッチ)しようという趣旨の企画になっている。アルバム『12』収録曲の曲名と同じように日付を記して、思い出やその日に込められた想い、記憶について「#mysketch12」のハッシュタグをつけてSNSで語ることで参加でき、“スケッチ”はテキスト・写真・動画・音楽/音など形式は自由で、TwitterとInstagramで募集している。参加者の中から抽選で、坂本龍一の所蔵する書籍を集めたスペース「坂本図書」への招待や「坂本龍一『12』マスキングテープ」や「『12』レコードバック」などがプレゼントされる。