©2022 映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2023.01.13 09:00
本日1月13日(金)より全国公開される映画『そして僕は途方に暮れる』から、藤ヶ谷太輔と豊川悦司を映した本編映像が公開された。
本作は、平凡な1人のフリーターがほんの些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇。脚本・監督を、『愛の渦』『娼年』などを生み出した異才・三浦大輔が務め、主人公・菅原裕一をKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が演じた。さらには、前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平ら、魅力溢れるキャスト陣が集結。映画のエンディングでは、大澤誉志幸の伝説の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を大澤本人が新アレンジで歌唱、この物語の余韻を心に刻む。
今回公開されたのは、あらゆる人間関係を断ち切ってしまい行き場を無くした裕一が、北海道・苫小牧で父・浩二(豊川悦司)に10年ぶりに再会した後の本編映像。恋人・親友・先輩、後輩、姉……最後はついに母親からも逃げてしまい途方に暮れる裕一が夜のバス停のベンチに座っていると、偶然通りかかり「裕一じゃねぇかよ」と声をかけてきたのは、家族から逃げていった父親・浩二だった。10年ぶりに再会した親子は喫茶店で話をすることに。浩二は煙草に火をつけ、自分の近況を話し出す。
浩二は家族から逃げた後、再婚したが浮気がばれてすぐ離婚、慰謝料を払うために知人から金を借りるも返せないので連絡を断って逃げているという。しかも、スマホ代も払っておらず電話は止められ「見栄だな、見栄。」と繋がらないスマホを持っていた。そんな父親を見て、戸惑いを隠せない裕一。しかし、浩二はそんな空気も読まず「いいか、逃げて、逃げて、逃げ続けろ。それでどうしようもなく怖くなったら映画の主人公にでもなったつもりでこう思うんだよ。『面白くなってきやがったぜ』」と逃げる極意をダメ息子に伝授する。この後裕一は、スマホの電源を切って父のアパートに転がり込み、物語は予想不可能な急展開を迎えていく。逃げ続けた先に待っているものは天国なのか地獄なのか。