2022.12.21 20:00
By James Willamor from Raleigh, NC, USA - Pusha T, CC BY-SA 2.0
2022.12.21 20:00
バージニア州出身のラッパーであり、カニエ・ウェストが創設したレーベル〈GOOD Music〉の代表としても知られていたプシャ・T。2010年に〈GOOD Music〉と契約し、2015年に同レーベルの代表に任命された彼であるが、この度代表の座を辞任したと発表した。
反ユダヤ主義の差別的な発言や、ヒトラーを称賛する発言を繰り返し、反ユダヤ主義を連想させる画像をツイッターに投稿したとしてアカウントを凍結されたカニエ・ウェスト。一連のカニエ・ウェストの発言を受けて、プシャ・Tは創設したレーベル〈GOOD Music〉の代表を降りたようで、現在はレーベルとも全く関わっていないと明かしている。また、彼はカニエ・ウェストと現在全く話していないともコメントした。
「彼はもう俺と話していない。もし俺を応援していないのであれば、俺も関わらない。俺はそれを変えるつもりもないし、俺は彼に賛同しない。彼が言ったことなどを聞いたけど、彼は多分良くない状態にいる」
また、プシャ・Tは、カニエ・ウェストが陰謀論者であり、反ユダヤ主義者のアレックス・ジョーンズのポッドキャストに出演したことに対して「もう彼は言い訳をできない。彼の行動は間違えている」と心境を述べた。
プシャ・Tが今年〈GOOD Music〉からリリースした『It’s Almost Dry』は、第56回グラミー賞にて最優秀ラップアルバムにノミネートされている。また、彼は〈GOOD Music〉との契約を終え、名門ヒップホップレーベル〈Def Jam Records〉と直接契約したとも明かした。