Alberto Cabello from Vitoria Gasteiz - Bob Dylan, CC 表示 2.0
2022.12.21 19:00
1962年にデビューし、2008年にはピューリッツァー賞特別賞、そして2016年には歌手としては初めてノーベル文学賞を受賞したボブ・ディラン。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のソングライター」において第1位に選ばれており、多くのアーティストに影響を与えたミュージシャンとしても知られているボブ・ディランであるが、自分が好んで聴いている音楽を明かした。
Wall Street Journalのインタビューに登場した彼は、自身が好んで聴いている音楽をリストアップしており、以下のようにコメントしている。
「オアシスの兄弟両方、ジュリアン・カサブランカス、Klaxons、グレース・ポッターが好きだ。メタリカも2回ライブを見たことがある。ジャック・ホワイトとアレックス・ターナーはライブを見に行ったよ。最近、Zach Deputyという人を知った。彼はエド・シーランのように一人で演奏するんだけど、演奏するときに座るんだ。
あとはRoyal Blood、Celeste、ラグンボーン・マン、ウータン・クラン、エミネム、ニック・ケイヴ、レナード・コーエンとか。言葉と言語に感情が乗っている人だ。後は私と平行したヴィジョンを持っている人たちだ」
オアシスやメタリカのようなバンド以外にも、ウータン・クランやエミネムのようなヒップホップも好んで聴いていると明かしたボブ・ディラン。また、彼は現代の“スタンダード”となる音楽について語っている。
「誰が現代の“スタンダード”を書くんだ?ラップアーティストか?ヒップホップかロックスターか?レイヴァー、サンプリングの専門家、それともポップスのシンガーか?それはもう確立された音楽だ。イージーリスニングで現実をパロディし、気取って見せかけているだけだ。スタンダードとなるものは、まだ違うレベルの音楽で、他の音楽のモデルになるものだ。1000曲に1曲だ」