底辺ガールズの夢に著名人からの応援コメント到着
家賃代でバカンス計画、少女たちの無軌道さを映す『ネバー・ゴーイン・バック』本編映像公開
2022.12.06 17:00
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2022.12.06 17:00
12月16日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国順次公開となる映画『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』から、本編映像と著名人によるコメントが公開された。
本作は、パワー爆発でちょっとおバカな親友同士のアンジェラとジェシーが、極貧生活のなか夢のビーチリゾートへの旅を計画する青春ガールズブラックコメディ。高校を中退した親友同士のアンジェラとジェシーは、兄とその友人と4人で共同生活を送っているが、バイト三昧の日々でも、家賃を払うのがやっとの生活を送っている。だが、ジェシーの誕生日に一週間のビーチリゾートのバカンスをプレゼントしたいアンジェラは、家賃を支払はなければならないお金で二人分の夢のチケットを購入する。不足分の家賃を稼ぐために無茶苦茶な追加シフトを入れるも、家に泥棒が入るわ、兄のせいで刑務所に入れられるわ、誤って大麻入りクッキーを食べてハイになるわ、挙句の果てにバイトもクビになりそう……。二人の追い求める憧れのバカンス、テキサスのリゾートビーチへ無事に辿り着くことは出来るのか。
主演はマイア・ミッチェルとカミラ・モローネ。マイアはディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーの『ティーン・ビーチ・ムービー』や、同時期に公開されたティモシー・シャラメ主演の『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』の出演などで注目を浴びるオーストラリア出身の若手俳優。また名優アル・パチーノの継娘カミラは、VOGUE誌の表紙も飾ったモデルで、ブルース・ウィリス主演の『デス・ウィッシュ』などで知られる。
今回公開された本編映像では、サプライズでビーチリゾートのプレゼントを打ち明けるも、二人の家賃分の資金を勝手に使っていたことが発覚する冒頭シーンが映し出されている。なんとかなるでしょ、とキメキメでバイトへ向かう彼女たちだが、果たして……。この後に巻き起こるであろう大騒動をまだ何も知らないアンジェラとジェシーの無軌道さと、陽気な音楽が印象的な冒頭シーンだ。
また、本作を鑑賞した著名人からのコメントが公開された。
コメント一覧
奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)
『スプリング・ブレイカーズ』より切実で『ブックスマート』よりおばかで過激。クソみたいな社会に右手で中指を立てて、左で手を繋いで必死にサバイブするギリギリアウトな彼女たちを抱きしめたくなった。未熟で無敵で友情最強!ってかなりギャル寄りじゃない?どっこい生きてる元ギャルも、令和のマインドギャルたちもみんな集合!
児玉美月(映画執筆家)
牢獄の柵越しにわずかに繋がれた手と手は、映画の雰囲気こそまったく違えども『17歳の瞳に映る世界』の少女二人のことを思い出させた。どれだけ過酷な世界に放り込まれたとしても、かけがえのない二人ならば夢を見られる。この映画は美しい夢に変えなければ生き抜いていけない残酷な現実を生きるあなたのためのもの。
高橋ユキ(フリーライター)
金に困ってバイトに明け暮れる親友ふたりがドミノ倒しのごとく、次から次へと最悪な出来事に巻き込まれ続けているのに、なぜか笑えるうえに、観終わったあとは元気になってしまう。
月永理絵(ライター、編集者)
ドラッグ、吐瀉物、汚物にまみれた青春コメディ。けれどけっして下卑た笑いに陥らないのは、主人公たちを見つめる視線のためだろう。見下すでも自虐めくこともなく、つねに彼女らと並走しながら躍動を映す。その公平な視線のありかたに強く惹かれた。
トミヤマユキコ(ライター/東北芸術工科大学芸術学部准教授)
うだるような暑さ、貧しい生活、しょうもない同居人。全てがだらしなく溶け合う環境からなんとか脱出しようとがんばるアンジェラとジェシーがどんどん好きになっていった。お下品だけど超絶タフなこの女バディに心からの拍手を送りたい!
ナイトウミノワ(映画ライター/アクセサリー作家)
クソッタレな世界に中指を立てろ! あらゆる誘惑に勝てぬ理性のなさと、底抜けの明るさが魅力的でキュートな女の子2人の青春物語。汚いところも醜いところも見せあってこそ、築けた関係に憧れ、しびれる。これを「女の友情」と呼ぶには距離が近すぎる?!
山崎まどか(コラムニスト)
最高にボンクラで、いい加減で、楽しくて、キュートな二人組が登場。衛生観念も、金銭感覚も、時にはモラルだっていい加減だけど、アンジェラとジェシーが大好きになってしまった。だから底辺ガールズのささやかな夢を、神様、叶えてあげてプリーズ!
ゆっきゅん(DIVA)
下品ではしたない、最高にキュートな日々。何にもうまくいかないけど、きっと二人ならどこまでもいける、君とならいつまでも、最低な私のままでいられるから。この先の二人のこともずっと見ていたいと思わせる魅力を持つ映画でした。