2022.12.06 09:00
©2023 Asmik Ace, Inc.©安田弘之(秋田書店)2014
2022.12.06 09:00
2023年2月23日(木・祝)からNetflixで全世界配信&劇場公開される映画『ちひろさん』からキービジュアルと予告編が公開された。
月刊漫画誌『Eleganceイブ』(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第一部が連載された同名コミックを原作にもつ本作。元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流し、それぞれの生き方に影響を与えていく人間ドラマを描く。
老若男女誰をも魅了する主人公ちひろを演じる有村架純は、映画『花束みたいな恋をした』『前科者』に続く主演映画作品となり、Netflix作品には今回が初出演。「元・風俗嬢」という、これまでのイメージを覆す役柄を演じる。監督は昨年スマッシュヒットを飛ばした『街の上で』、今年11月公開予定の『窓辺にて』などを手がける今泉力哉。原作漫画を読んで「ああ、この寂しさを知っている。なんだろう、この懐かしい気持ちは」と感じた今泉監督が“恋愛を必要としない主人公”を描く。
この度公開されたキービジュアルは、有村演じる「ちひろ」が真っ直ぐ遠くを見つめ、さみしさと希望を称えた絶妙な表情で、コピーにある「さみしさも、よろこびも。心のままに生きていく。」というちひろの想いを体現したビジュアルとなった。
併せて公開された予告編では、彼女と彼女を取り巻く人々の関係が描かれ、さらに孤独を抱えたちひろがこの先どんな道のりを歩んでいくのか、本編への楽しみが募る。
そして今回、映画全編を彩る劇伴音楽を今泉監督が愛するバンド・くるりの岸田繁が制作。主題歌として「愛の太陽」も書き下ろした。岸田が「私はちひろさんや周りの人たちを、音楽でそっと後方支援しています。」と語る通り、くるりならではの大胆かつ繊細に心に響くメロディーと言葉は、ちひろのキャラクターと作品の世界に美しく寄り添い、その魅力をより一層引き立てている。なお、この「愛の太陽」とサウンド・トラックが収録されたCD作品『愛の太陽 EP』が2023年3月1日に発売されることも決定した。
今回の発表に際して岸田から到着したコメントは以下の通り。
くるり・岸田繁 コメント
『ちひろさん』の漫画原作を読んだときのこと。悲しい話もしんどい話も多いのですが、なんだか胸の奥のつっかえが取れて、ほんのり温かくなってくるような、不思議な作品だなぁ、と思いました。すぐに好きになりました。ちひろさんは、とてもミステリアスです。周りの人たちも、個性的というか変わった人が多いように見えます。もしかしたら、私やあなたも、他人から見ればそう見えるのかもしれません。
人は誰もが、他人に言えない秘密や、わざわざ他人に言わない悩みを抱えて生きています。私はちひろさんや周りの人たちを、音楽でそっと後方支援しています。有村架純さんをはじめ、役者さん方の名演が光る素晴らしい作品です。