2022.12.07 15:00
2023年1月6日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開される映画『ファミリア』から、場面写真が公開された。
本作は、陶器職人の誠治と、誠治の息子・ 学、誠治が知り合う在日ブラジル人青年マルコスの3人の関係を軸に、独自の視野から”家族”という普遍的なテーマに挑んだヒューマンドラマ。山里に一人暮らす陶器職人の神谷誠治(役所広司)のもとに、アルジェリアに仕事で赴任している学(吉沢亮)が婚約者ナディア(アリまらい果)を連れて一時帰国。結婚を機に会社を辞め、焼き物を継ぐと宣言した学に誠治は反対する。一方、誠治が住む隣町の団地に住む在日ブラジル人青年のマルコス(サガエルカス)は半グレに追われたときに助けてくれた誠治に亡き父の面影を重ね、焼き物の仕事に興味を持つ。そんな中、アルジェリアに戻った学とナディアをある悲劇が襲い……。
一流企業のプラントエンジニアとしてアルジェリアに赴任中の神谷学を演じた吉沢亮は、『銀魂』(2017年、2018年)、『キングダム』(2019年、2022年)、『東京リベンジャーズ』(2021年、2023年)等クセが強いキャラクターや話題の実写化作品への出演が記憶に新しい。そんな吉沢が今回等身大の学を自然体で演じ切り、新たな魅力を解き放った。
今回公開されたのは、学の婚約者ナディアへの愛情溢れる表情を収めた4枚の場面写真。穏やかな笑顔でナディアをギュッと抱きしめる学のショットや、しっかりと手を繋ぎながらナディアの言葉に振り向く姿などが切り取られている。その他、何やら嬉しそうな表情でナディアにバックハグをしたり、写真を見ながら仲睦まじく微笑む2人のカットも。国籍や育った環境が全く異なる2人が、家族となる日を待ち望み、希望に満ち溢れる様子が写されている。
本作のテーマである”家族”について吉沢は、「家族には色んな形があると思います。“帰る場所”であり、そこに受け入れてくれる人たちがいるという安心感みたいなものが、“家族”なのかなと漠然とですがそう感じます」と話した。さらに「みんなでモチベーションを高めながらどうにか完成した作品です。家族の愛、それを失った人の悲しい部分など色々描かれていますが、最後はやっぱり家族っていいなと思ってもらえる作品になっています」と、本作の見どころについてコメント。成島出監督は吉沢亮を起用した理由について「彼の出演作を何本か観て、透明感があり良いなと思っていました。学は本当に普通の青年で、捉えようのないところが彼にぴったりだと感じました」と明かしている。