超有名俳優が東京に一挙集結
3年ぶりのリアル開催 「東京コミコン2022」の見どころは
2022.11.26 08:30
2022.11.26 08:30
東京コミコン2022がついに開幕した。今年は何と3年ぶりの復活となる。コロナ禍が猛威を奮っていた2020年はバーチャル開催、2021年は中止となってしまった本イベント。2019年ぶりに実際に幕張メッセの会場にやってきて、スクリーンの中でしか見ることができないと思っていたハリウッド俳優たちが目の前にいることへの興奮。そんな東京コミコンの中でも大きな目玉となるのが来日したセレブリティをはじめ、東京コミコン2022アンバサダー、PR大使がステージに登壇するトークショーとなる。
25日(金)に行われたオープニングセレモニーに登場した今年の公式アンバサダー、EXILEのAKIRAは「夢の空間の復活ですからね」とコメントしていたが、まさにその通りだろう。来日ゲストとしてマイケル・パレ、ヴァーノン・ウェルズ、ダニエル・ローガン、ジョセフ・クイン、ジェイミー・キャンベル・バウアー、アンディ・サーキス、カレン・ギラン、ヘイデン・クリステンセン、イアン・マクダーミド、クリストファー・ロイドが東京会場に姿を表した。過去最多の人数の来日ゲストに、発表時からファンは度肝を抜かれていたに違いない。パレはアクション映画での活躍で知られ、ウェルズも『マッドマックス2』の悪役ウェズなどで強い印象を残した俳優だ。
ローガンといえば『スター・ウォーズ』プリクエル・トレロジーのボバ・フェット役であり、クインとバウアーは今年の海外ドラマシーンの話題をさらった『ストレンジャー・シングス』での活躍で知名度がさらに上がった。サーキスは言わずもがな優れた俳優でありながら、『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラム役をはじめ、モーション・ピクチャーアクターとして先駆者であり、今は監督としても活躍している。ギランはマーベル『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』のネビュラ役で知名度を上げ、話題作に多数出演。
クリステンセンは『スター・ウォーズ』プリクエルのアナキン・スカイウォーカーとして、多くの人の記憶に残る存在。マクダーミドといえば、同作でパルパティーンを演じたことで知られている。そして、ロイドは今日まで世界中の人に愛されている『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクでお馴染みの俳優である。まさに、今年はビッグネーム揃い!そこに加えて、マーベル・コミック編集長のC.B.セブルスキーがサプライズで登場した。
出演作が同じキャスト同士で仲良くしている様子も捉えられ、特に『ストレンジャー・シングス』シーズン4にて初登場したエディ役のクインとヴェクナ役のバウアーは終始ニコニコし、キュートな一面も。一方、ダークサイドでお馴染みの『スター・ウォーズ』アナキン役のクリステンセンと、アナキンをダークサイドに誘ったダース・シディアスことパルパティーン役のマクダーミドも談笑する姿が垣間見えた。ステージ登壇者全員で鏡割りをするシーンも。
セレブを見ることができるのはステージの上だけじゃない。それぞれと一緒に写真撮影をすることができたり、サインを貰ったりすることができる(※それぞれ専用のチケットの購入が必要)。例年来日セレブの撮影会は行われているが、今年は人数が多いため、誰と写真を撮るか迷う方も多いかもしれない。ジェダイ・ヤングリングの格好をしてアナキンと写真を撮ってもらうもよし、マーティ・マクフライの格好をしてロイドと撮ってもらうのも良し。一生に一度の体験ができることだろう。
見逃せないセレブリティステージ
セレブステージは日によって登壇ゲストが違う。25日(金)はアンディ・サーキスとクリストファー・ロイドがそれぞれ登場した。サーキスは登壇するや否や、MCを務めるライターの杉山すぴ豊の着る『ロード・オブ・ザ・リング』Tシャツにプリントされた“指輪”を見つめ「いとしいしと」と、同作で演じたゴラムの声を再現。会場が一気に熱気に集まった。あの俳優の、あの役のあの台詞を生で聞く。そういった貴重な経験も本イベントの醍醐味である。
ロイドは自身の代表作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を振り返りながら、マーティ役を演じたマイケル・J・フォックスのキャスティング秘話について語った。元々エリック・ストルツがマーティを演じる予定で、すでに撮影も始まっていた。しかし6週間後のある深夜、メンバーは急遽本作で製作を担当したスティーヴン・スピルバーグに呼び出され、マイケル・J・フォックスへのキャスティング変更を言い渡されたのだと言う。当時を思い返し「それですごく良い化学反応が起きた」と語るロイドはその後、プライベートでも仲良くしてきた彼がパーキンソン病と闘病していることに対し「とても勇敢だ」と称えた。
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