移動式テーマパークで世界ツアーを開催するとも発表
ドレイクが約140億円を投じてバスキアやダリがデザインした伝説のテーマパークを復活させる
2022.11.24 16:00
Luna Luna - The Art Amusement Park
2022.11.24 16:00
11月4日に21サヴェージとのコラボアルバム『Her Loss』をリリースしたトロント出身のスーパースター・ドレイクが、1980年代に開催された伝説のテーマパーク/アート展覧会を復活させるようだ。
New York Times誌によると、オーストリアのアーティストであるアンドレ・ヘラーは1987年に、ジャン=ミシェル・バスキア、サルバドール・ダリ、フィリップ・グラス、キース・ヘリング、デヴィッド・ホックニー、ロイ・リキテンスタインといったアーティストを集め、移動式テーマパーク/アート展「Luna Luna」を立ち上げた。キース・ヘリングによってデザインされたメリーゴーランド、バスキアの観覧車、ロイ・リキテンスタインとフィリップ・グラスによる迷路のような作品など、アトラクションとアートが融合した施設として「Luna Luna」はドイツのハンブルグでオープンしたが、資金的な問題で閉鎖。
閉鎖以来、倉庫で保管されていた「Luna Luna」の作品であるが、ドレイクが1億ドル(約140億円ほど)を投資し、「Luna Luna」を復活させるようだ。ドレイクは2019年に自身のクリエイティブ会社DreamCrewによって「Luna Luna」の存在を知らされたようで、「会話が始まって30秒」で投資を決定したと明かされている。現在ドレイクと彼のチームはロサンゼルスで「Luna Luna」の修復作業を行っている。
ドレイクは「最初に“Luna Luna”について聞いたときは驚いたよ。アートを体験するのに、とてもユニークで特別な方法だと思った。これは人々を集め、団結させる大きなアイディアだよ」とコメントしている。「Luna Luna」は、2023年にアメリカ、そしてその翌年に世界でツアーを実施するようだ。新生の「Luna Luna」には既存の作品だけではなく、現代のアーティストによる作品も追加される。また「Luna Luna」のチームは、以前バスキアの作品を偽造したという理由でアンドレ・ヘラーをチームから外している。