Bezzy[ベジー]|アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

NEWS

妻夫木聡と柄本明が対峙する

『ある男』緊迫感漂う瞬間を収めた現場レポートと場面写真が公開

2022.11.11 12:40

©2022「ある男」製作委員会

2022.11.11 12:40

全ての画像・動画を見る(全2点)

11月18日(金)に全国公開となる映画『ある男』から現場レポートと場面写真が公開された。

第70回読売文学賞を受賞、累計21万部を超える平野啓一郎のベストセラー小説「ある男」。本作は、主人公城戶役の妻夫木聡をはじめ、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明ら日本を代表する俳優陣が顔を揃え、『蜜蜂と遠雷』 の石川慶監督により映画化となったヒューマンミステリー。

第79回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門への正式出品に続き、第27回釜山国際映画祭のクロージング作品として上映された本作。先日行われたジャパンプレミアでは、妻夫木、安藤、窪田、石川監督、原作者の平野らが勢揃いで舞台挨拶を行った。

弁護士の城戶(妻夫木聡)は、かつての依頼者である里枝(安藤サクラ)から、里枝の亡くなった夫「大祐」(窪田正孝)の身元調査という奇妙な相談を受ける。里枝は離婚を経て、子供を連れて故郷に戻り、やがて出会う「大祐」と再婚。そして新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日「大祐」が不慮の事故で命を落としてしまう。悲しみに暮れる中、⻑年疎遠になっていた大祐の兄・恭一が法要に訪れ、遺影を見ると「これ、大祐じゃないです」と衝撃の事実を告げる。愛したはずの夫「大祐」は、名前もわからないまったくの別人だったのだ……。「ある男」の正体を追い“真実”に近づくにつれ、いつしか城戶の中に別人として生きた男への複雑な思いが生まれていく。

このたび公開されたのは、弁護士・城戶(妻夫木)と詐欺師 ・小見浦(柄本明)が対峙する、緊迫感漂う瞬間を収めた現場レポートと場面写真。弁護士の城戶が、かつての依頼者である里枝から亡くなった夫「大祐」の身辺調査という奇妙な依頼を受け、<ある男・X>の正体を追い真実に迫っていくさまを描いた本作。調査は難航を極めるが、城戶と同じ弁護士事務所で働く中北(小籔千豊)が過去に担当していた“ある事件”が浮かび上がってきたことをきっかけに、やがて城戶は過去の事件に関わりがあるという詐欺師・小見浦のもとに会いにいくが……。

本作は2021年1月にクランクインし、首都圏近郊を中心に撮影された。印象的となった城戶と小見浦の面会シーンは、コンクリート打ちっぱなしのスタジオを刑務所として飾り込んで撮影が行われた。その異空間な雰囲気を醸し出す美術に加え、スタジオ内に雨を降らせるなど石川監督ならではの独特な発想かつ自由な映像表現が用いられており、監督が創り出す世界観へ一気に惹き込まれていく場面となっている。妻夫木と柄本の気迫ある芝居シーンがさらに印象的に盛り立てられた。

『ある男』©2022「ある男」製作委員会

公開された場面写真は、城戶と小見浦が対峙する姿を収めた緊張感漂うシーン。城戶は<ある男・X>の真相に関する情報を聞き出そうとするが、全てを見透かすように不敵な笑みすら浮かべる小見浦に、“得体の知れない恐怖”を感じる。

10月27日に行こなわれたジャパンプレミアでも、妻夫木は「柄本さんの役の魅力が増⻑されて、観客をさらに惹き込んでくれるシーン」と話すなど、⻤気迫る熱演で強烈なインパクトを残している“対峙シーン”に仕上がったとのこと。

全ての画像・動画を見る(全2点)

作品情報

ある男

©2022「ある男」製作委員会

©2022「ある男」製作委員会

ある男

2022年 秋. 全国ロードショー
企画・配給:松竹  

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

出演:妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、坂元愛登、山口美也子、きたろう、カトウシンスケ、河合優実、でんでん、仲野太賀、真木よう子、柄本明
原作:平野啓一郎「ある男」
監督・編集:石川慶
脚本:向井康介
音楽:Cicada(Taiwan)

1980年生まれ、福岡県出身。2001年『ウォーターボーイズ』で映画初主演を果たし、第25回日本アカデミー賞新人俳優賞と優秀主演男優賞をW受賞。以降、映画『ジョゼと虎と魚たち』(03)、テレビドラマ「オレンジデイズ」(04)ほか話題作に立て続けて出演し、NHK大河ドラマ「天地人」(09)で主演に抜てき。『悪人』(10)で第34回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、『怒り』(16)で第40回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。『本心』の原作者でもある平野啓一郎による小説を映画化した『ある男』(22)では、第46回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた。石井裕也監督とは『ぼくたちの家族』(14)『バンクーバーの朝日』(14)に続くタッグとなる。

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram

COLUMN & SPECIAL連載&特集

ALL SERIES

RANKINGランキング

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram