主演・窪塚洋介も「予測不能な緊迫感」と太鼓判
映画『Sin Clock』坂口涼太郎、葵揚ら追加キャスト発表 GEZANによるテーマ曲鳴る予告も公開
2022.11.11 08:00
©2022 映画「Sin Clock」製作委員会
2022.11.11 08:00
2023年2月10日(金)より新宿ピカデリー他全国公開される映画『Sin Clock』から、メインビジュアルと予告編が公開。併せて追加キャストが発表された。
社会からも家族からも見放されたタクシードライバー、高木。奇妙な偶然が呼び寄せた、巨額の黒いカネを手にするチャンス。鍵を握るのは一枚の絵画。高木はたった一夜での人生逆転を賭け、同僚らと絵画強奪計画を決行。だが、運命の夜はさらなる偶然の連鎖に翻弄され、男たちの思惑をはるかに超えた結末へと走り出していく──。
最低の人生を生きる男たちが、思いもよらぬ〈偶然の連鎖〉に導かれ、たった一晩の〈人生逆転計画〉へ挑む様をスリリングに描いた本作。主演を務めるのは、『同じ月を見ている』(2005年/深作健太監督)以来、本作が邦画では18年ぶりの長編映画単独主演作となる窪塚洋介。監督・脚本を務めるのは、ヒューストン国際映画祭短編部門ゴールド賞を受賞した『japing』(2014年)、ニース国際映画祭で新人監督賞受賞に輝いた長編第1作目『唾と蜜』(2018年)など、国内外で高い評価を得る新鋭・牧賢治監督。
今回公開された予告編は、主演の窪塚が「予測不能な緊迫感は予告編でも感じられるのではないでしょうか」と太鼓判を押す通り、主人公達が直面する「危険な一夜」を体感できるスリリングな内容に。国内外から熱狂的な支持を集めるオルタナティブロックバンド、GEZANによる本作のテーマソング「赤曜日」のノイジーなギターリフが鳴り響く中、どん底の人生を生きる 3 人のタクシードライバーが人生逆転を目指してたった一夜に運命を賭ける様、思いがけない【偶然の連鎖】が主人公たちを翻弄する様が描かれる。象徴的にインサートされる「3人」「3カ月前」「3:30」「ハザード3回」「3月3日」「333便」など、「3」という数字で繋がったワードが意味するものとは。
併せて発表された追加キャストには多彩な俳優陣が結集。窪塚演じる人生どん底のタクシードライバー・高木とともに人生逆転を賭けた絵画強奪計画に挑む同僚役に、注目作からのオファーが絶えない若き才能・坂口涼太郎と葵揚。番場ダイゴ役を演じる坂口は、サヴァン症候群により驚異的な記憶力を持つ元数学教師という複雑な役柄を巧みに表現。「人生にはどんなことも起こり得るのだというひかりを届けることができれば幸いです」とコメントを寄せている。坂口キョウを演じる葵は、主人公たちに「絵画強奪計画」へと臨むきっかけをもたらす賭博狂の元自衛官という、本作のガイド役とも呼ぶべきキャラクターを熱演。「不気味さやブレない精神性、凶暴性を常に意識して演じました」と語る。
さらには、絵画強奪計画のカギを握るミステリアスなホステス、ユカ役に橋本マナミ、高木の元妻、サチコ役に田丸麻紀、警官・成田役に人気お笑いコンビ・チョコレートプラネットから長田庄平。絵画強奪計画に絡むヤクザ、チバ役に牧監督作品常連の藤井誠士、主人公達の先輩ドライバー役に風太郎、計画のターゲットとなる議員、大谷役に名バイプレーヤーの螢雪次朗など、個性豊かなキャストが集結。近年熱い注目を浴びるヒップホップ界から、シーンの象徴的存在である般若、本作が長編映画初出演となる、世界基準で活動の幅を広げるラッパー、Jin Doggらも参戦。高木たちを翻弄する裏社会に潜む危険人物を凄味たっぷりに演じる。
また、このたび公開されたメインビジュアルで目を引くのは、タクシー車内のバックミラーから背後に向けて放たれる、どこか気怠さを漂わせつつも、観る者を射抜くような窪塚演じるタクシードライバー・高木の眼差し。「この偶然は、敵か味方か。」という印象的なキャッチコピーがが掲げられている。
テーマソングを提供したGEZAN、スクリーンに強烈な魅力を焼き付けたラッパーの般若、Jin Doggの起用など、音楽シーンとの融合も本作の特筆すべき点。劇中曲に、圧倒的な存在感とスキルでシーンを席巻し、メジャーフィールドでも常に話題を振り撒くAwich の「GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR」、フリースタイルバトルシーンでも目覚ましい活躍を見せるラッパー、Jinmenusagiの「Metchalo」が起用されている。
また、このたびの情報解禁を受けてキャスト陣からのコメントも到着した。
窪塚洋介(高木信司 役)コメント
いよいよ2月10日(金)の公開に向けて、メインビジュアルの公開になります。
予測不能な緊迫感は予告編でも感じられるのではないでしょうか。絶対にオチの読めないこの作
品、しつこいようですが、ゼヒ銀幕で!!!
坂口涼太郎(番場ダイゴ 役)コメント
大都会を泳ぐ無数のタクシーひとつひとつに人生があります。
偶然にもこの映画の主人公と同じ名前である私の父も震災の影響で収入が減ったとき、
タクシードライバーをして私を育ててくれました。
そうして映画好きとして育った私が、地元神戶で私の誕生花を愛する番場ダイゴになり、当時からあこがれだった窪塚洋介さんとすばらしい仲間たちと共に映画を創作できたという偶然
は私の人生の宝物です。
この映画はそんなたくさんのすばらしい偶然がシンクロして完成いたしました。
いま生きるために、だれかを生かすためにもがくあなたに、人生にはどんなことも起こり得るの
だというひかりを届けることができれば幸いです。
映画館で私たちとシンクロしていただける日を心待ちにしております。
葵 揚(坂口キョウ 役)コメント
撮影期間中は監督や役者それぞれが持つ独特なオーラが混ざり合って生み出される絶妙な緊張感
と共に、日を重ねる毎に高まっていく士気を肌で強く感じておりました。
一方で、監督をはじめとしたスタッフらが殆ど関⻄人という事もあってか撮影の合間は常に笑い
が絶えず、チーム全体がとても和やかな雰囲気で本当に楽しく心地良い日々でした。
キョウ役を演じるにあたり、一味を率いる存在として彼が持っている不気味さやブレない精神
性、凶暴性を常に意識して演じました。
今作の大きなテーマでもある「偶然」の中で、それぞれのキャラクターが持つ特性がどう影響し
合っているのか。是非そこにも注目して楽しんで観ていただきたいです。