2022.11.10 19:30
By Alex Const - originally posted to Flickr as 50 cent,CC BY 2.0,
2022.11.10 19:30
2003年にリリースされたデビューアルバム『Get Rich Or Die Tryin’』が900万枚を超える大ヒットとなった50セント。今ではラッパーとしてだけではなく、俳優や映像ディレクターとしても活躍する彼であるが、近年のヒップホップにおける暴力や殺害事件について語った。
ニプシー・ハッスルやポップ・スモークなど、ヒップホップ界で起こった殺害事件を調査するWETV番組『Hip Hop Homicides』をローンチした50セント。彼は番組ホストのVan Lathanとともに、昔より今のほうがヒップホップは暴力的になったのか?という疑問に答えている。
「昔とエネルギーは同じだと思うけど、時代が違うから見え方が違うんだと思う。今は、カメラがあってみんなが見えるところで事件が起こる。ニプシー・ハッスルが殺害されたとき、みんなは初めて誰かが殺害されたときを見た。SNSが広まって、今まで関わっていなかった人たちが関わるようになったんだ。アメリカの中部に住んでいる子供たちが、自分が生活している保守的な環境とは違いすぎて、そのような殺害事件に興味を持ってボタンをクリックする」
今後『Hip Hop Homicides』は、近年亡くなったXXXTentacionやKing Vonなどの殺害事件を調査するようで、WETVにて見ることができる。50セントは2000年に9回撃たれたが無事生き延び、2002年にはエミネムのレーベル〈Shady Records〉と100万ドルで契約した。
今週、2003年のデビューアルバム『Get Rich Or Die Tryin’』のビルボードチャートイン記録が150週を超えたことも話題になり、50セントはSNSに祝いのコメントを投稿していた。『Get Rich Or Die Tryin’』のリードシングル「In Da Club」のミュージックビデオは、YouTubeで16億回以上再生されている。