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ショービジネスに取り憑かれた母親と翻弄される娘の物語

大竹しのぶ&生田絵梨花が母娘役に、ミュージカル『GYPSY』2023年4月上演決定

2022.11.11 10:00

『GYPSY』出演者

2022.11.11 10:00

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ミュージカル『GYPSY』(ジプシー)が、2023年4月より東京芸術劇場プレイハウスにて上演されることが決定した。東京を皮切りに、5月から大阪、愛知、福岡と巡演する。

本作は実在のストリッパー、ジプシー・ローズ・リーの回顧録を元に、“究極のショー・ビジネス・マザー“の代名詞となった母ローズに焦点を当てた物語。舞台で活躍する2人の娘を育てたローズの夢と努力を追う姿とともに、ショービジネスの苦難が愛情たっぷりに描かれている。

本作の初演では、ブロードウェイの女王であるエセル・マーマンが主役のローズを演じた。その後も時代を彩る名女優が演じ続け、1990年トニー賞・ベストリバイバル、2016年ローレンス・オリヴィエ賞・ベストリバイバルを受賞するなど、初演から半世紀たった今でも世界中で愛されている。

今回は、2016年『Nell Gwynn』でローレンス・オリヴィエ賞新作コメディ賞を受賞した演出家のクリストファー・ラスコムが演出を務める。そして娘をスターにすることを夢見る母親・ローズを、『ピアフ』で第44回菊田一夫演劇賞、『フェードル』で第52回紀伊國屋演劇賞を受賞するなど、名実ともに日本を代表する大女優の大竹しのぶがコミカルに演じる。

ローズの上の娘であり、後に”バーレスクの女王”と称されるようになるルイーズ役には『レ・ミゼラブル』『モーツァルト!』『ロミオ&ジュリエット』など数々の作品に出演し、第44回菊田一夫演劇賞を受賞するなど、確かな実力を持つ生田絵梨花。パフォーマンス力の高いルイーズの妹・ジューンには、2019年『レ・ミゼラブル』にて史上最年少でコゼット役に抜擢され、今月末より開幕のミュージカル『東京ラブストーリー』への出演を控える熊谷彩春。

ジューンと駆け落ちするダンサー・タルサ役には、昨年に『学校の七不思議』で舞台初主演を務め、現在放送中のドラマ「束の間の一花」で連続ドラマへの初出演も果たした佐々木大光(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)。ローズと組んで娘たちを売り込み、次第にローズにひかれていくハービー役には、劇団四季在籍中に読売演劇大賞優秀賞を受賞し、退団後も『ラ・カージュ・オ・フォール』や『マイ・フェア・レディ』『ジェイミー』など、数々の作品に出演し続けている今井清隆が抜擢された。

発表された出演者たちからのコメントも到着している。

大竹しのぶ
いくつになっても何かに挑戦できるということは、とても幸せなことです。
15年前、本格的なミュージカルに初挑戦した『スウィーニー・トッド』では、出来ないことの苦しみと、少しずつ出来るようになる楽しみを知りました。
今回、大好きな『GYPSY』に挑みます。
初めての演出家、初めての仲間たちと、このエネルギー溢れる作品の頂点目指して頑張ってゆきたいと思います。
とにかく劇場に来た人が「生きていくっていいな。頑張るぞー!」と叫びたくなる様な、そんな熱い舞台になれば最高です。
そうなる様、必死になって頑張ります。

生田絵梨花
今までにない挑戦になるのかなと思っています。繊細に、且つ大胆に追求していきたいです。
何より大竹しのぶさんと親子として舞台でご一緒できるのがとても嬉しいです。
大竹さん演じる猛烈なステージママや、素晴らしいエンターテイナーの皆さまに負けじと、私もルイーズとしてエネルギーを放出できるよう、ぶつかっていけたらと思います。
ぜひ生で『GYPSY』の世界を共に体感していただきたいです!

熊谷彩春
1959年のブロードウェイ初演以降、半世紀以上にわたり愛されている作品に携わらせていただけることを大変光栄に思っています。私が演じさせていただくのは、主人公ローズの次女・ジューンです。芸達者でコミカルな役柄を演じるには、自分の殻を破る挑戦が必要になると思います。尊敬するキャストの方々や、演出家のクリストファー・ラスコムさんと共に、みなさまにこの素晴らしい作品をお届けするために、精一杯頑張ります。

佐々木大光(7 MEN 侍/ジャニーズJr)

7 MEN 侍の佐々木大光です。今回、ミュージカル『GYPSY』にタルサ役で出演させていただきます。お話をいただいた時は驚きと同時に緊張感が溢れてきましたが、しっかりと役に向き合っていきたいと思います。
今まであまり経験したことがない演目のため、本番までに自分自身を一生懸命レベルアップさせ、無事に千秋楽を迎えられることを願って頑張ります。『GYPSY』の素敵な魅力を、ご来場いただいた皆様へ存分にお伝えできるよう努力します。ぜひお待ちしています。

今井清隆
『GYPSY』は大好きな作品で、今回参加できる事を、本当に嬉しく思います!
しかもこのメンバーで、、、今から期待で胸いっぱいです!
史上最高の『GYPSY』と言われるよう、今から研鑽を積んで行く所存で居ります!
是非たくさんの方に見にきていただけますように。

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作品情報

ミュージカル『GYPSY』

ミュージカル『GYPSY』

【東京公演】
日程:2023年4月9日(日)~30日(日) 会場:東京芸術劇場プレイハウス
チケット発売日:2023年2月25日(土)
チケット料金:S席 14,500円、A席 11,500円
【地方公演】
・大阪公演 /日程:5月4日(木・祝)~7日(日) 会場:森ノ宮ピロティホール
・愛知公演 /日程:5月12日(金)~14日(日) 会場:刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
・福岡公演 /日程:5月19日(金)~21日(日) 会場:キャナルシティ劇場

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

出演:大竹しのぶ、生田絵梨花、熊谷彩春、佐々木大光(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、今井清隆 ほか
作詞:スティーヴン・ソンドハイム、作曲:ジュール・スタイン、脚本:アーサー・ローレンツ、演出:クリストファー・ラスコム、翻訳・訳詞:高橋亜子、製作:TBS/サンライズプロモーション東京

大竹しのぶ

アーティスト情報

東京都出身。75年 映画「青春の門 -筑豊編-」のヒロイン役で本格的デビュー。その鮮烈さは天性の演技力と称賛され、同年、朝の連続ドラマ小説「水色の時」に出演し国民的ヒロインとなる。以降、気鋭の映画監督、舞台演出家の作品に多数出演、主要な映画・演劇賞を数々受賞。世代を超えて支持され続けている名実ともに日本を代表する女優。
近年の主な作品に、舞台「スウィーニー・トッド」 (24)、「ふるあめりかに袖はぬらさじ」「ヴィクトリア」「GYPSY」(23)、「女の一生」「ピアフ」(22)。映画「わたくしどもは。」(24)、「ヘルドックス」(22)。また「君たちはどう生きるか」(23)、「漁港の肉子ちゃん」(21)で声の出演がある。ドラマ「PICU 小児集中治療室」(22)、「海のはじまり」(24)など他多数。2011年に紫綬褒章を受章。2021年に東京2020オリンピック閉会式に出演。
著書に「ヒビノカテ まあいいか4」(幻冬舎)がある。NHK-R1「大竹しのぶの“スピーカーズコーナー”」(毎週水曜21:05~)が好評放送中。11月には主演舞台「太鼓たたいて笛ふいて」を控える。

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