2022.11.07 12:30
By DoD News Features photo by EJ Hersom
2022.11.07 12:30
ドリー・パートン、パット・ベネター&ニール・ジェラルド、デュラン・デュラン、ライオネル・リッチーなどのアーティストとともに、2022年のロックの殿堂入りを果たしたエミネム。エミネムを世に出したプロデューサーであり、長年の友人でもあるドクター・ドレーが11月5日に行われた授賞式にて、スピーチを捧げた。
ドクター・ドレーは、初めてエミネムを〈Interscope Records〉の創業者ジミー・アイオヴィンから紹介されたときのことを思い返し、エミネムが白人であることを知ったときは「完全に頭がおかしくなった」と笑いながらコメントしている。誰もがドクター・ドレーが見ていたヴィジョンを信じておらず、無名の白人ラッパーをプロデュースすることを周りから止められていたようだ。また、ドクター・ドレーは、「彼の才能は否定できないということを知っていた。私たちにはお互いが必要で、私は自分のキャリアの全てを彼にかけるつもりであった」とエミネムのスキルを絶賛している。
また授賞式ではエミネムのライブも行われ、「My Name Is」「Forever」「Not Afraid」などのヒット曲が披露された。ライブにはサプライズでスティーブン・タイラーやエド・シーランなどのスペシャルゲストが登場したことも話題になっている。エミネムは「私は今夜ここにいるべき人ではない。なぜなら、1. 私はラッパーだから、2. 私はオーバードーズで一度死にそうになっているから、そして3. 私はここまでくるのに闘わないといけなかった。私は高校を中退し、ヒップホップ教育を受けた人だったから」と、スピーチで語っている。
「ロックの殿堂」はロック・ミュージックに貢献し、最初の作品を発表してから25年が経過したアーティストが対象となり、過去にはN.W.A.や2Pacなどのヒップホップアーティストも殿堂入りを果たしている。2022年の「ロックの殿堂」授賞式の映像は11月19日にHBOで公開される。