2022.10.21 18:00
© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022.10.21 18:00
様々なテーマを愛と毒のある切り口で、数々のコラムを世に送り出してきた高山真の自伝的小説を映画化した『エゴイスト』より、場面写真が公開された。
14歳で母を失い、田舎町でゲイである自分の姿を押し殺しながら思春期を過ごした浩輔。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太。惹かれ合った2人は、時に龍太の母も交えながら満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだった。しかし2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった──。
本作の主人公・浩輔役は、『孤狼の血 LEVEL2』の怪演で第45回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をはじめ多くの賞を受賞し、勢いに乗る鈴木亮平。龍太役には『騙し絵の牙』、NHK朝ドラ『ちむどんどん』など話題作への出演が続く宮沢氷魚を迎える。監督を務めるのは、『トイレのピエタ』『ハナレイ・ベイ』などの松永大司。
まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔。最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太。この度公開された新場面写真は、浩輔と龍太2人の各々の感情が伝わってくる6つのシーンとなる。いつもはハイブランドの服を身に纏うが異なるスーツ姿の浩輔と、とても嬉しそうな龍太との1枚や、龍太の母の妙子(阿川佐和子)も含めた幸せそうな3ショットの集合写真。そして幸せな顔でお互いに手を振っているシーンなど、とてもいい関係を築いている2人 ということが伝わってくる。打って変わって、何かに悩み、寂しげな表情を浮かべる龍太の姿を写した場面も。龍太は何について悩み寂しげな表情を浮かべているのか。
2023年2月10日の公開にも関わらず早くも話題を呼んでいる映画『エゴイスト』は、第35回東京国際映画祭コンペティション部門にも出品が決定している。