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ヒップホップで社会を生き抜く! 第7回

スヌープ・ドッグの人生から学ぶビジネスと失敗──自身のブランド価値を理解する重要性

2022.10.10 13:00

snoopdogg.comから

2022.10.10 13:00

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〈Death Row Records〉を買収

マスター・Pとチャーリー・ウィルソンの助言を得て、アーティストとしてだけではなく、様々なビジネスを展開していったスヌープ・ドッグ。元々はギャングスタ・ラッパーとして世に出たにも関わらず、今ではCM、テレビ、映画など、スヌープ・ドッグの話題を見ない日はない。彼は2008年にCashmere Agencyというマーケティング・エージェンシーと契約し、キャラクター性を全面的に押し出すブランディングもあり、様々なメディアに登場するようになったのだ。

近年では自身の料理本やゲームをリリースし、ブランド化した自分の「キャラクター」をビジネスにしている。そして、培ったビジネススキルを用いて、2022年にはなんと自身がかつて所属していた〈Death Row Records〉を買収した。自分がデビューしたレーベルを買収し、作品の権利なども得るという快挙を成し遂げたのだ。音楽やエンタメ業界以外にも、彼は「Snoop Loopz」という朝食シリアルまでも発売し、食品産業に参入している。キャリア初期に、自身のビジネス価値を理解していなく、不利な契約をしてしまったスヌープ・ドッグは、失敗から学び、自身の「ブランド」に気が付き、ビジネス的にも最も成功したラッパーの1人となった。

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スヌープ・ドッグ

アーティスト情報

1972年LAはロング・ビーチ生まれ。ギャングの一員として荒涼とした幼少期を過ごしてきたスヌープ・ドッグ(当時スヌープ・ドギー・ドッグ)が、ラッ プに専念しようと91年にネイト・ドッグ、ウォーレン・Gと共にクリーク213を結成。西海岸の首領(ドン)=ドクター・ドレーに見出され92年「ディープ・カヴァー」でレコード・デビューを果たす。その後、ドクター・ドレーの歴史的ソロ・アルバム『クロニック』に大々的にフィーチャーされ、大きな注目を 集める。全編ドクター・ドレーの制作のもと、彼のインタースコープ傘下のレーベル=デス・ロウから満を持してリリースされたデビュー・アルバム『ドギー・ スタイル』(’93)は西海岸のギャングの生き様をリアルに描き、強烈な世界観を提示、驚異的な大ヒットを記録。瞬く間にアメリカを代表するラッパーとな る。その後、名前をスヌープ・ドギー・ドッグからスヌープ・ドッグに変更するもレーベル内の紛争に巻き込まれEMI傘下のノー・リミット・レーベルに移籍、多数のプロデューサー/ラッパーたちとの交流を深めながらコンスタントにアルバムをリリースし、常にシーンのトップ街道を突き進む。特にファレル・ ウィリアムスとのコラボレーション・アルバム『Paid tha Cost to Be da Bo$$』発表後の突き抜け具合は、目を見張るモノがある。再びインタースコープ傘下のゲフィン・レーベルに移籍後も、『R&G(リズム&ギャングス タ):ザ・マスターピース』と06年末の『ダ・ブルー・カーペット・トリートメント』と壮大なスケールのアルバムを立て続けに発表。唯一無二のヴォイスと フロウのラップ・スタイルはすでに孤高の粋にすら入っている。また音楽活動での後進の育成はもちろん、自身のバスケット・ボール・チームを通じた地域社会 の活性化、ハリウッド界への進出なども精力的に行い、その発言、行動には大きな注目が常に集まっている。

(引用)https://www.universal-music.co.jp/snoop-dogg/biography/

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