2022.10.03 20:00
9月30日にニュー・アルバム『The End, So Far』をリリースしたスリップノット。激しい音楽性と印象的なマスクで絶大なる人気を誇るバンドであるが、ギタリストの2人が良い音楽を作り続ける秘訣について語った。
Total Guitar誌のインタビューに参加したミック・トムソンは、スタイルにこだわる必要がないことがメタルの好きな部分であるとコメントしている。
「あまり簡単に消化されるべきではないし、カテゴリーに入れるべきものでもないんだ。3rdアルバム“Vol.3: The Subliminal Verses”を制作していたとき、車でラフミックスを聴いていたんだ。Cephalic Carnageというバンドがライブをしていたから、そのメンバーに曲を聴かせたら、“これは他のものと違いすぎる。これはなんだ?メタルなんだけど、メタルではない。なんて呼べばいいんだ?”と言われたから、“名付けて定義づけようとするのをやめろ、単に音楽として楽しむんだ!”と伝えたんだ。
自分を分類して、小さな箱にいれなくてもいいんだ。それがメタルを好きな理由でもあるんだ。様々なところから影響を引っ張ってくることができる」
音楽をつくる上で、自分をカテゴライズしないようにすることの重要性を語ったミック・トムソン。もう1人のギタリストであるジム・ルートもAustralian Guitar Magazineのインタビューに出演した際に、以下のように発言している。
「みんなこのバンドで、自分たちの役割を果たそうとしている。それが最優先になったとき、エゴを捨てて、みんなで協力して素晴らしいものをつくることができる」
ミック・トムソンは上記の発言に「“私”はない。“私たち”しかないんだ」と付け足している。