EDテーマ版30秒予告映像も解禁
The ピーズ「生きのばし」も収録、映画『マイ・ブロークン・マリコ』オリジナルサントラ発売決定
2022.09.21 18:00
2022.09.21 18:00
9月30日より全国公開される永野芽郁主演、タナダユキ監督による映画『マイ・ブロークン・マリコ』のオリジナルサウンドトラックCDの発売が決定した。
2019年に無料WEBコミック誌『COMIC BRIDGE』で連載されるやいなや毎話SNSでトレンド入りし、翌年出版された単行本は即重版が決定するなど爆発的な反響を呼んだ原作の平庫ワカによるコミック『マイ・ブロークン・マリコ』。
同作品を原作とした今作は、タナダユキ監督の力強さと繊細さを兼ね備えた演出、主演の永野芽郁のこれまでのイメージを覆す大胆な役柄と演技、そして原作の持つ物語の力がひとつになり、人間の儚さと逞しさが優しく熱をもって描かれている。先日、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭では最優秀脚本賞の受賞も果たした。
同作の音楽は、『浜の朝日の嘘つきどもと』(2021/タナダユキ監督)、『やがて海へと届く』(2022/中川龍太郎監督)など数多くの作品を担当してきた加藤久貴が担当。原作コミックを読んだ加藤は「とても生命力に溢れた作品だと感じた」と語り、音楽を作り上げていく過程は刺激的であったと明かしている。
タナダ監督からは「ギターの音色をシイノに、グロッケンシュピールの音色をマリコに紐付けて音楽を作りたい」という希望があったことも明かし、その2つの楽器の音を軸にキャラクターの行動と心情に寄り添った曲を作り上げていったとのこと。ひとつの楽曲をシーンに沿って複数のアレンジとともに使用する音楽の作り方もタナダ監督のこだわりだという。そうした細かな工夫のひとつひとつが本作をエモーショナルに彩り、シイノがマリコの遺骨とともに辿る旅を観客も一緒に体験できる効果を演出している。
そして同作のエンディングテーマに使用されているThe ピーズの「生きのばし」もCDに収録されることが発表。数多くのファンから愛される同楽曲は、自身も“ファンのひとり”だというタナダ監督が「『マイ・ブロークン・マリコ』の世界観を表現できる曲として、これ以上の楽曲はない」と太鼓判を押した楽曲で、シイノそのものを表現しているかのようなストレートな歌詞と力強くも爽やかなメロディで映画のラストに寄り沿ったものとなっている。
The ピーズが歌うエンディングテーマ「生きのばし」を使用した30秒予告編も、今回合わせて解禁となった。