2022.09.19 12:00
©︎2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022.09.19 12:00
9月30日より全国公開される永野芽郁主演、タナダユキ監督による映画『マイ・ブロークン・マリコ』より、クランクアップ時の写真と映像が公開された。
2019年に無料WEBコミック誌『COMIC BRIDGE』で連載されるやいなや毎話SNSでトレンド入りし、翌年出版された単行本は即重版が決定するなど爆発的な反響を呼んだ原作の平庫ワカによるコミック『マイ・ブロークン・マリコ』。「輝け!ブロスコミックアワード2020」大賞を受賞、「この漫画がすごい!2021年オンナ編」第4位にランクインした他、2021年に文化庁が主催するメディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞するなど、ほぼ無名に近い新人作家の初連載作にも関わらず異例の快挙を成し遂げている。
同作品を原作とした今作は、タナダユキ監督の力強さと繊細さを兼ね備えた演出、主演の永野芽郁のこれまでのイメージを覆す大胆な役柄と演技、そして原作の持つ物語の力がひとつになり、人間の儚さと逞しさが優しく熱をもって描かれている。先日、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭では最優秀脚本賞の受賞も果たした。
本日公開となったのは、主人公・シイノを演じた永野芽郁のクランクアップ時の映像と写真。本編の撮影を終え、メガホンをとったタナダユキ監督より花束を受け取った永野は、サプライズで親友・マリコを演じた奈緒が登場すると驚きと共に大粒の涙を流す。劇中では亡くなってしまった親友の奈緒に対し、「生きてる〜!」と感慨深い様子で現場を和ませた。
そこから撮影を振り返っていくが「一言じゃ足りない」と冒頭から気持ちが溢れ、「人生で初めてこれほど不安なことに挑戦しようと思ってクランクインしたので無事に終われてよかった」と安堵し永野は再び涙する。「現場での空気も温かくて、心地よくて、この組でシイノという役に挑戦できたことが今後の人生で大きな転機になると思いました。監督が、この組を引っ張ってくださって、本気で尊敬できる人の姿を目の前で見れて本当に幸せでした」と、タナダ組での撮影に感謝を語った。さらに「奈緒ちゃんじゃなかったら、この役はここまでやり遂げられなかった」と奈緒へも涙ながらメッセージを伝えた。