安達寛高(乙一)×天野喜孝によるスペースホラーSF
Netflixシリーズ『エクセプション』10月13日より配信 音楽を坂本龍一が手がける
2022.09.13 13:35
Netflixシリーズ『エクセプション』10月13日(木)より全世界独占配信
2022.09.13 13:35
新作Netflixシリーズ『エクセプション』が10月13日(木)より全世界独占配信されることが決定。音楽を坂本龍一が手がけ、日本版キャストに小林親弘、櫻井孝宏、甲斐田裕子、星野貴紀、種﨑敦美が参加することが発表された。
本作は、小説家・映画監督として活動する安達寛高(乙一)が原作・脚本を手掛け、ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターデザイン等で知られる天野喜孝がキャラクターデザインを務める、“恐怖”のスペースホラーSF。
監督は、『Transformers:Titans Return』のサトウユーゾー。アニメーション制作は、タツノコプロ(BAKKEN RECORD)とCGプロダクションの5が担当した。
物語の舞台は、はるか先の未来。人類は地球を追われ、他の銀河系への移住を余儀なくされていた。宇宙に新たな居住地を求め、惑星の探索をするために派遣された先遣隊のメンバーたち。実は彼らは、〈生体3Dプリンター〉によって“プリントアウト”された“人間”。オリジナルは安全な場所で冷凍睡眠しているのだ。
この度公開された予告映像では、そんな“コピー”された彼らがミッションに挑もうとする姿が描かれるが、閉ざされた宇宙船という空間の中で、“ある恐怖”が彼らへ容赦なく襲い掛かっていく。突如、システムの不具合が発生し、クルーのひとりであるルイス(CV:小林親弘)が“異形の怪物”の姿でミスプリントされてしまう。凶暴なルイスに襲われるニーナ(CV:甲斐田裕子)、マック(CV:櫻井孝宏)、パティ(CV:種﨑敦美)、オスカー(CV:星野貴紀)の4人と、再び“プリントアウト”されたルイス。一切逃げ場のない絶体絶命のシチュエーションの中で、恐怖を感じながらミッション終了へのカウントダウンが始まる――。
映像では、船内を所狭しに駆け巡る恐ろしい姿のルイスが、クルーへ襲い掛かる迫力満点の恐怖が描かれる一方で、「ミス……プリント……」と悲しげな表情を浮かべる一幕も。「あれは人間ではない」「害虫や害獣が発生したら殺処分できるきまりだ」と冷酷に語る声もあれば、「害獣だなんてそんな……」「“助けて”なんて言葉、人間しか使いませんよ」と、クルーたちの間に迷いも垣間見える。
音楽を担当した坂本は、本作へ参加した経緯について、「元々SFが好きなのと、脚本を読んでこの映像を観てみたいと感じたので参加しようと思いました」と振り返り、興味を強く惹かれた物語については、「現代においてクローンなどの遺伝子操作技術が進んでいるが、そこで問われるのは「生」とは何か、「ヒューマニティ」とは何かということだと思います。それを真正面から扱っている作品です」と解説。
今回制作した楽曲については、「メインテーマは『スターウォーズ』以来のSF映画の定番であるシンフォニックな音楽にしたかった。OST(オリジナルサウンドトラック)全体としては、暗いアンビエントなものにしつつ、シーンごとではなく、全体を通して一つの楽曲になるように努めたつもりです。とはいっても戦闘シーンなどはある程度激しい音も入れましたが。本人としてはとても気に入ったOSTになりました」と想いを明かす。
※種﨑敦美の﨑はたつさき