2022.08.30 18:10
2022.08.30 18:10
11月18日(金)に全国公開となる映画『ある男』のメイキングシーンを収めた特別映像が公開された。
第70回読売文学賞を受賞、累計21万部を超える平野啓一郎のベストセラー小説「ある男」。本作は、主人公城戶役の妻夫木聡をはじめ、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明ら日本を代表する俳優陣が顔を揃え、『蜜蜂と遠雷』 の石川慶監督により映画化となったヒューマンミステリー。今週開幕する第79回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門への正式出品も決定している。
このたび公開された特別映像では、主演で弁護士の城戸を演じる妻夫木が「難しい題材ではあるが、長い小説を映画にするにあたって、すごく深く掘り下げることができた」とコメント。「大祐」という別人としての人生を歩む難役を演じた窪田は、石川監督について「僕を見ているようで奥を見ているというか、見透かされている感じがする」と印象を明かし、里枝役の安藤は「すごく人間を描いているドラマ」と人間の本質を捉えた本作のドラマ性について触れている。
メイキングでは、監督とキャストたちがディスカッションしている姿が見受けられ、制作現場の作品に懸ける熱量が感じられる。
そして最後に妻夫木が「人間ってイメージで色々作り上げていきますけど、それをぶち壊して、自分の中に何が残るのかを、この映画を通じて感じていただけたらすごく嬉しいなと思います」と意気込みを語っている。