Bezzy[ベジー]|「人の魅力」にフォーカスしたエンタメメディア

「人の魅力」にフォーカスしたエンタメメディア

NEWS

ティザービジュアル&特報映像も

主演・藤ヶ谷太輔が大号泣 三浦大輔監督作『そして僕は途方に暮れる』1月13日公開

2022.08.30 07:00

©2022 映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

2022.08.30 07:00

全ての画像・動画を見る(全2点)

三浦大輔とKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が再タッグを組み、2018年にシアターコクーンで上演されたオリジナルの舞台を映画化した『そして僕は途方に暮れる』が、2023年1月13日(金)より全国公開されることが決定。ティザービジュアルと特報映像が公開され、脚本・監督を務める三浦と、6年ぶりの映画主演となる藤ヶ谷よりコメントが到着した。

本作『そして僕は途方に暮れる』は、藤ヶ谷太輔演じる主人公のフリーター・菅原裕一がほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、逃避劇。逃げて、逃げて、逃げ続けたその先で、彼を待ち受けていたものとは――。

メガホンをとるのは、『愛の渦』『娼年』などの衝撃作を世に送り出し、各界から注目を集め続けている三浦大輔。舞台から映画へと表現の幅を確実に広げながら唯一無二の世界観を創リ上げている。本作でも、自身が書き下ろしたオリジナルの舞台を、自ら脚本・監督を手掛け映画化した。

そして、舞台と同じく主人公・菅原裕一を演じたのは、Kis-My-Ft2のメンバーとして活躍する藤ヶ谷太輔。ただ「怒られたくない」「言われたくない」と、ばつが悪くなるとその場しのぎで逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現。しかし、劇中ずっと観るものに共感と反感を与え続ける。藤ヶ谷は6年ぶりとなる映画主演作で、全神経を研ぎ澄ませて撮影に没入。撮影中には「日々しびれ、追い込まれ、鍛えてもらっている」と語り、「あんな限界を迎えたことはない」と言わしめるほど、現場ではまさしく心身を削り撮影に挑んだ意欲作。これまでのイメージを大胆に覆し、俳優として今までとはまた違う新たな魅力を放つ。

2023.1.13(金)公開|映画『そして僕は途方に暮れる』特報

この度公開された特報映像では、藤ヶ谷演じる主人公の菅原がとにかく逃げて、逃げて、逃げまくる姿を映し出す。この人間関係を断っては逃げる主人公の「人生を賭けた逃避劇」は、滑稽さと哀愁が絶妙に滲んでいる。舞台とは違い映画では、実際に距離を移動。果ては北海道・苫小牧まで逃げ続ける主人公が行き場を無くしていく様は、映画ならではの、一風変わった“ロードムービー”的な側面も垣間見える。そして、映像のラストでは、なぜか大号泣する菅原。「面白くなってきやがったぜ」のセリフが意味するものとは。

さらに、同時に解禁されたティザービジュアルでは、あらゆる人間関係を断ち切って世界中で1人になってしまった主人公の姿を写し出し、“途方に暮れる”曖昧な表情を切り取っている。

監督の三浦と主演の藤ヶ谷からのコメント全文は以下の通り。

藤ヶ谷太輔(菅原裕一役)コメント
僕が演じるフリーターの菅原裕一は、自分がいやだなとか耐えられないなと思う度に逃げていくんです。すごいクズなんですけど、それができるって意外にかっこいいのかなって。みんな逃げたいと思うこともあるけど、結局その先のことを考えてしまい、理性が働いて逃げられない。でも、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡ってあると思うんです。そこを断っていくと、最終的にどうなるのかっていう……。
物語の前半は、裕一のことをこいつクズだなぁって鼻で笑っていたけど、だんだん「あれ? これ自分にもこういうところあるかな」とか思えたりする。人間の中には、どこか今まで逃げてきたこととか、避けてきたことがあって、そこに罪の意識みたいなものがあるのかなと思います。三浦監督はそこの深いところを描いて、突いてっていう……やっぱり三浦監督ワールドですよね。完成した映画を観たとき、なかなか自分では俯瞰で観られなかったんですけど、撮影現場にいらっしゃらなかったスタッフの皆さんの笑い声を聞いて、やっぱりこの作品は、内容的にも、キャラクター的にも、笑えるほど滑稽なクズっぷりがしっかり描かれているんだなと感じることができました。
この作品を舞台でやらせていただいたのは4年前なんですが、映画化が決まった時に三浦監督から「舞台のときから、振り返った表情とかを映像に撮りたいと思っていた」と伺って……。映像になると規模感も大きくなりますし、逃避劇っていうんですか、それがすごく表現できているんじゃないかと思います。実際に、長い時間、長い距離走りましたし、何度撮影から逃げたいと思ったことか(笑)。現場では、時間もそうですが、精神的にも体力的にも、今までにないくらい追い込まれたので、そういうことも、僕が演じた裕一と重なって描かれていればいいなぁと思います。監督にも「本当に自分自身も追い込まれているところが、ちゃんと映像に出ているから安心して」と言っていただけました。現場では、妥協が一切なくて、今思うといい経験をさせていただいたなというのもありますが(笑)、三浦組を耐え抜いた男として、誇りに思っています。チームで本当に頑張った作品ですので、より多くの皆さんに届いたらいいなって、心の底から思います。笑える箇所がたくさんありますし、共感できる箇所、反感を持つ箇所、たくさんありますので、とにかく色んな方に、気楽に劇場に見に来ていただきたいです。

三浦大輔(脚本・監督)コメント
映画が完成しました。とても過酷な撮影でした。キャスト、スタッフの皆様の尽力のおかげです。心から感謝しております。舞台から続いて主役の菅原裕一を演じてくれた藤ヶ谷くんとは、今回の映像化にあたり、「舞台よりもさらにいけるところまで、作品を描ききろう」と話しながら撮影に挑みました。その想いが、映画の中に刻まれていることを願っております。
映画と舞台の大きな違いは、撮影時に実景を目の当たりにできること。菅原は逃げ続けた末に、生まれ故郷の北海道にたどり着く……。藤ヶ谷くんに実際にその環境で演じてもらえたのは、菅原という人物を蓄積していく上でとても大きかったと思っています。菅原は、どこにでもいる平凡な若者ですが、ほんとに些細なことからあらゆる人間関係を断ち、逃げて、逃げて、逃げまくります。そのクズっぷりを楽しんでもらいつつ、最終的に、「これは、自分の『物語』だ」と、
皆様一人一人が思って頂けたら幸いです。続報も期待してお待ち下さい!

全ての画像・動画を見る(全2点)

作品情報

そして僕は途方に暮れる

©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

そして僕は途方に暮れる

2023年1月13日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
原作:シアターコクーン「そして僕は途方に暮れる」(作・演出 三浦大輔)

製作:映画「そして僕は途方に暮れる」
製作委員会 制作プロダクション:アミューズ映像企画製作部 デジタル・フロンティア
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ

公式サイトはこちら

スタッフ&キャスト

出演:藤ヶ谷太輔
脚本・監督:三浦大輔

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

  • 来年4月から全国9都市を巡る全国ツアーも開催決定 乃紫が初のアニメ主題歌書き下ろし、新曲「メガネを外して」が『正反対な君と僕』OPテーマに

    2025.12.12 21:00

    Z世代を中心に支持を集めるマルチアーティスト・乃紫が、2026年1月より放送されるTVアニメ『正反対な君と僕』のオープニングテーマを担当することが決定した。 作詞・作曲・編曲からアートワークに至るまでをセルフプロデュースする乃紫は、2023年から本格的な音楽活動を開始。TikTok総再生数19億回を記録した楽曲「全方向美少女」では「TikTok上半期トレンド大賞2024 ミュージック部門賞」を受賞し、Spotifyが2025年に躍進を期待する新進国内アーティスト「RADAR: Early Noise 2025」にも選出されている。 そんな乃紫がオープニングテーマを担当するTVアニメ『正反対な君… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/12/78411/"></a>

    #乃紫#正反対な君と僕

  • “非現実”を描く映画『消滅世界』の主人公に惹かれた理由とは 公私で走り抜いた蒔田彩珠の2025年 偏愛主義を貫く23歳の最新マイブームは?

    2025.12.02 18:30

    有名人が不倫をしただけで火がついたようにバッシングが巻き起こる現代社会。でも、婚外恋愛こそが正常で、夫婦間に性愛を持ち込むことのほうが異常という社会も、この世のどこかにはあるのかもしれない。人の正義や当たり前はそれほど危うく頼りない。 映画『消滅世界』は、人工授精により子どもを授かることが当たり前となり、夫婦間のセックスは近親相姦と見なされる世界を舞台にした物語。主人公・雨音もまたアニメのキャラクターに恋をし、夫婦とは恋愛感情や性的欲求から切り離された人生のパートナーだと考えていた。雨音を演じるのは、蒔田彩珠。そのミステリアスな存在感が、SF性の高い本作にゾクリとするようなリアリティを添えてい… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/12/77846/"></a>

    #インタビュー#消滅世界#蒔田彩珠

  • クリスマスが舞台のMVも今夜20時プレミア公開 ROIROMが永遠の愛を誓う冬ソングで新境地へ、プレデビュー曲第2弾「My Princess」配信開始

    2025.12.10 12:00

    本多大夢と浜川路己からなるアイドルデュオ・ROIROMのプレビュー曲第2弾「My Princess」の配信が本日12月10日(水)にスタートした。 国内外のオーディション番組への参加で注目を集め、2025年5月8日に結成を発表したROIROM。11月19日にビクターエンタテインメントより「Dear DIVA」で華々しいプレデビューを果たすと、11月23日に有明アリーナにて開催したショーケース「ROIROM debut showcase〜dear cHaRm〜」は約2万人を動員し大成功となった。 そんな彼らの新曲「My Princess」(通称:マイプリ)はROIROMが贈るウィンターソング。聖… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/12/78277/"></a>

    #ROIROM

  • 計8万人を動員した「BMSG FES’25」初日公演で撮影 STARGLOW「Moonchaser」ライブ映像公開、初ステージとは思えない堂々たる姿を披露

    2025.11.27 20:00

    BMSG主催のオーディションプロジェクト「THE LAST PIECE」から誕生した5人組ダンス&ボーカルグループSTARGLOW(スターグロウ)が、プレデビュー曲「Moonchaser」のライブ映像を公開した。 公開された映像は、グループ初のライブ出演となった「BMSG FES’25」初日公演で撮影されたもの。「BMSG FES’25」は9月27日・28日の2日間、東京・お台場に設置された特設会場にて開催され、延べ8万人を動員。STARGLOWにとって「Moonchaser」配信リリース直後の披露となったが、初ステージとは思えない堂々たるパフォーマンスを見せている。 なお、STA… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/11/77723/"></a>

    #STARGLOW

  • “向かった先”に立つ新アー写とで一つのストーリーを表現 冬の装いの日向坂46は“光が差す方へ” 16thシングル『クリフハンガー』ジャケット写真公開

    2025.12.24 11:20

    2026年1月28日(水)に発売される日向坂46の16枚目シングル『クリフハンガー』のジャケットアートワークが公開された。 五期生・大野愛実が表題曲センターに抜擢された今作のジャケットアートワークのテーマは「光が差す方へ」。暗闇の中で、季節感あふれるコートやニットをまとったメンバーが空から舞い落ちる雪とともに発光する様を切り取ることで、どんなヤなことがあっても日向坂46は人々をいつも笑顔にするという想いが込められている。また、先日公開された朝焼けをバックに撮影したアーティスト写真は“光が差す方へ向かった先”が表現されており、ジャケットとアーティスト写真でひとつのストーリーとなっていることが明ら… <a class="more-link" href="https://bezzy.jp/2025/12/79026/"></a>

    #日向坂46

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram

COLUMN & SPECIAL連載&特集

ALL SERIES

RANKINGランキング

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram