アニャ・テイラー=ジョイが娘役演じる
『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』10月14日公開決定 ロザムンド・パイクがキュリー夫人に
2022.07.20 07:00
© 2019 STUDIOCANAL S.A.S AND AMAZON CONTENT SERVICES LLC
2022.07.20 07:00
ロザムンド・パイクが主演を務め、『ペルセポリス』のマルジャン・サトラピが監督を務めた『RADIOACTIVE』が、邦題『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』として、10月14日(金)より公開されることが決定した。
その名を誰もが一度は聞いたことがある歴史上の偉人、キュリー夫人。1903年にノーベル物理学賞、1911年に同科学賞を受賞し、これは人類史上初の快挙で、現在も同賞を2度受賞した事のある唯一の女性である。その彼女が夫と共に発見した放射性元素は科学の常識を覆し、癌治療に活用され多くの人々の命を救った一方で、核兵器として戦争の道具で使われ、人類に様々な面で大きな影響を与えた事はあまり知られていない。本作ではそんな彼女の輝かしい業績とは裏腹に、愛する夫との出会いと別れから、女性や移民である事で差別を受けてきた、知られざる波乱に満ちた激動の人生の“光と影”に焦点を当てた衝撃の実話となっている。
19世紀、パリ。ポーランド出身の若き女性研究者マリ・スクウォドフスカは、ソルボンヌ大学から性差別を受け、ろくに研究の機会を与えられないでいた。そんな中、同僚の科学者ピエール・キュリーと運命的な出会いを果たした彼女は、結婚してキュリー夫人となる。彼の支援で研究に没頭した彼女は、ラジウムとポロニウムという新しい元素を発見したことから夫婦でノーベル賞を受賞する。科学界を席巻するが、ふたりの幸せは長続きせず、夫は不慮の事故死を遂げてしまう。さらに、彼女が発見したラジウムは癌細胞の治療に役立つ一方、核兵器としても利用されるようになり、彼女の苦悩は深まっていくのだった。
キュリー夫人を演じたのは『ゴーン・ガール』でエイミー役を演じたパイク。公私ともに支えあった夫ピエールには、『マレフィセント』シリーズのサム・ライリー。研究所の同僚ポールは『どん底作家の人生に幸あれ!』のアナイリン・バーナード。母の才能を受け継いだ娘イレーヌは『ラストナイト・イン・ソーホー』のアニャ・テイラー=ジョイがそれぞれ演じた。監督には『ペルセポリス』のサトラピが、『ワンダー 君は太陽』の脚本家ジャック・ソーンや『博士と彼女のセオリー』のプロデューサーを務めるティム・ビーヴァンとタッグを組み、苦悩するキュリー夫人の揺れ動く心情を描いている。
この度公開されたメイン写真は、パイク演じるマリ・キュリーが、難解な数式の書かれた黒板を背景に、どこか遠くを見つめている様子が切り取られている。その表情からは激動の人生を歩んできた彼女の揺るがない自信と研究に明け暮れる強い情熱を感じることができる。